ドキュメンタリーなら『Jiro Dreams of Sushi』が秀逸です。寿司職人の情熱を通して、一つのものに対する愛がどう人生を形作るかを描く。専門用語を使わず、映像と言葉の力だけで「好き」の濃度を伝える手腕は見事。こうした作品は、単なる趣味の領域を超えて、人が何かに打ち込むことの哲学的な意味まで問いかけてくる。
TEDトークの『The Power of Vulnerability』も関連が深い。ブレネー・ブラウン教授が、人を好きになることの怖さと喜びを、心理学研究とパーソナルな体験を織り交ぜて語る。堅苦しい講義ではなく、まるで親しい友人と語り合うような口調で「感情の危うさこそが人間らしさ」と説くところが心に残る。