英語で「恋々とする」に近い表現を探すなら、'to pine for'がぴったりくる気がする。この表現には、切ないほどに誰かを慕い、その人を思って胸が苦しくなるようなニュアンスが込められている。
例えば、『アナと雪の女王』でアナが幼い頃からずっと閉じこもっていた姉を想う気持ちを描写する時に使えそうだ。'She pined for her sister's company'とすれば、単に会いたいというより、深い愛情と寂しさが伝わる。
ただし、'pine'はやや古風な響きがあるから、現代的な会話では'long for'の方が自然かも。どちらも日本語の「恋々」が持つ、甘くて痛いような感情をよく表していると思う。
英語で'思い過ごし'を表現する場合、'overthinking'が最も近いかもしれません。これは単に考えすぎるという意味ですが、日本語の'思い過ごし'が持つ、必要以上に深く考え込んでしまうニュアンスをよく捉えています。
'Paranoia'という単語もありますが、こちらはより病的な疑いや妄想に近い意味合いで、日常的な使い方には少し強すぎるかもしれません。友達同士の会話で使うなら、'You're reading too much into it'(考えすぎだよ)というフレーズが自然でしょう。
文化によって思考の捉え方も違うので、完全に同じ意味の単語はないのが正直なところ。英語圏の友達と話す時は、状況に応じて柔軟に表現を選ぶのがいいと思います。
英語で『涙脆い』を表現する場合、直訳すると『tear-prone』や『easily moved to tears』といった言い回しが近いですが、文化や文脈によってニュアンスが変わります。
感動シーンを翻訳するときは、単に言葉を置き換えるだけでなく、感情の奥行きを再現する必要があります。例えば『君の名は。』のラストシーンを英訳する際、『涙が止まらない』は『I can't stop the tears』よりも『My heart overflows』と詩的に表現した方が原作の情感を伝えられます。
字幕翻訳者として気をつけているのは、日本語の曖昧な情緒を英語の論理的な構造に無理やり当てはめないこと。『Clannad』の名言『家族とは、一緒に泣ける場所だ』の英訳では『Family is where tears become bonds』と、抽象度を保ちつつ英語圏の価値観に寄せました。