英語の『to the point』は近いようでいて、どちらかと言えば「簡潔さ」を強調する表現。日本語の『的を得る』には、短い言葉で深遠な真実を突くという二重の価値観が込められている気がします。『デスノート』のLが夜神月に向ける「的を得た質問」は、単に正確なだけでなく、相手の存在そのものを揺さぶる力を持っていますよね。このような文化的な差異を理解しておくと、海外ファンとのディスカッションがより豊かになると思います。
日本語の「的を得る」と英語の 'hit the mark' には微妙な違いがありますね。前者は「核心を捉える」という意味で使われることが多く、議論や分析において本質を的確に表現するニュアンスがあります。例えばアニメ『進撃の巨人』の考察で「エレンの真意は民族浄化ではなく自由への渇望だった」という発言が的を得ていると感じた時、これは単に正解かどうかではなく、物語の深層を穿つ表現だからです。
一方 'hit the mark' は射的のイメージから、目標や意図に正確に到達するという物理的な正確さも含みます。ビジネスプレゼンで 'Your proposal hits the mark' と言えば、要件を完璧に満たしたという意味合い。日本語の表現が「本質性」を重視するのに対し、英語表現は「正確性」の色彩が強い気がします。翻訳漫画の吹き替えでこの違いを意識すると、キャラクターの言動のニュアンスがより鮮明に伝わるかもしれません。