耳に残る旋律と台詞の絡み合いには、物語を動かす力があると感じる。サウンドトラックは単なる背景音ではなく、登場人物の感情や世界観を音で語らせる役割を果たしていると思う。特にパイロットの大曲、'Inside of Every Demon Is a Rainbow'はその最たる例で、歌と演技が一体になって場面の緊張感やユーモアを増幅している。歌詞の一つ一つがキャラの内面を補完し、メロディは耳に残るが押し付けがましくないバランスだ。
編曲の面ではジャズ、ブロードウェイ、レトロなラジオ風サウンドが交錯していて、その混ざり具合が作品の矛盾だらけの地獄世界にピタリとはまる。ボーカルの表現力も強く、ドラマ性を最後まで引っ張ってくれるから、僕は繰り返し聴いて新しい発見を楽しんでいる。サウンドトラックは単独でも楽しめるし、映像と合わせると何倍も味わい深くなる。