「ひっきょう」を一言で訳すのは意外と厄介だ。ビジネス文書なら 'ultimately' がしっくりくる場面もあるし、友達との雑談では 'basically' で済ませることもある。特に面白いのは映画の字幕翻訳で、『ひっきょう君が悪いんだよ』というセリフが 'Look, it boils down to your fault' みたいに生き生きと訳されてるのを見かける。
昨日見たアメリカのトークショーで、司会者が 'at the end of the day' ってフレーズを連発しててハッとした。これこそまさに英語圏の『ひっきょう』じゃないかって。
でも面白いことに、日本語だと「ひっきょう」は結論を強調するのに使うけど、英語の 'after all' は逆に「だって結局」と諦めのニュアンスを含むことが多い。『スパイファミリー』の英語版でヨルが使う 'when it comes down to it' の言い回しは、キャラクターの性格とピッタリ合ってて感心した。翻訳の奥深さを感じる瞬間だ。
辞書を引くと、'ひっきょう'は英語で 'essentially' や 'in the end' と訳されることが多いけど、実際の使われ方には微妙なニュアンスの違いがあるよね。
例えば、友達と議論している時に「ひっきょうそれは個人の好みだよ」と言うのと「Essentially, it's a matter of personal preference」では、後者の方が少し堅苦しく聞こえる。日本語の『ひっきょう』には「突き詰めれば」というカジュアルな響きがあるから、会話で使うなら 'when you get down to it' の方が自然かも。