「よもや」を訳す時、若者言葉とフォーマルな場面では全く違うアプローチが必要です。ゲーム『ペルソナ5』のキャラクターなら"Seriously?!"と叫び、ビジネス会議では"This is quite unexpected"と言うような感じ。
興味深いのは、英語圏のファンサブでは「よもや」を"As if!"と訳しているケースも。これは90年代のティーン映画『クロエズ』で流行った表現で、皮肉めいた驚きにピッタリ。文化の違いを超えて感情を伝えるには、時代や媒体に合った言葉選びが鍵になります。あるアニメの英語版で「よもや」が"What sorcery is this?"と訳されていたのが印象的でした。
この場合、完了形の"It couldn't have been"より現在形の方が、瞬間的な驚きをよく伝えています。英語には日本語のような感嘆詞のバリエーションが少ないため、代わりに文全体でニュアンスを表現する必要があります。例えば「よもや彼が...」なら"To think he would..."という言い回しが使えます。重要なのは、文字通り訳すのでなく、キャラクターの感情を再構築することです。
翻訳で藪蛇のニュアンスを英語に移すとき、直訳だけでは伝わらない層がいくつもあることに気づく。藪蛇は「余計なことをしてかえって事態を悪化させる」という意味合いだが、その原因が無自覚なミスなのか、意図的な行為なのかで選ぶ表現が変わる。個人的には、まず原文の語感(軽い注意喚起なのか、強い非難なのか)を把握してから表現を決めるようにしている。
例えば日本語の「余計な一言が藪蛇になった」を訳す場面では、カジュアルな会話なら'That extra remark just made matters worse.'を当てることが多い。やや生々しい比喩を使いたければ'That comment stirred up a hornet's nest.'とすれば、周囲を慌てさせたニュアンスが出る。一方で公式文書ややや丁寧な場面では'The remark exacerbated the situation.'や'It caused unintended trouble.'のように言い換えると自然だ。
翻訳のコツとしては、直訳にこだわらず「結果」を先に仮定してから英語表現を探すこと。原語が含む責任の度合い(本人の過失か他者の干渉か)を踏まえれば、'make matters worse'(一般的)、'stir up a hornet's nest'(人を刺激する)、'open a can of worms'(余計に複雑にする)など、使い分けが効く。私は文脈を読み取りながら最も自然で読者に届く表現を選ぶよう心掛けている。
英語には確かに、日本語にそのまま訳すのが難しい表現がたくさんありますね。例えば、'It is what it is'というフレーズ。状況を受け入れるニュアンスですが、日本語だと「仕方ない」とか「そういうものだ」と訳されますが、諦観と開き直りの微妙なバランスを表現するのが難しい。
似たようなニュアンスなら、'That's just how the cookie crumbles'という表現もあります。こちらはもっと運命的なニュアンスが強い。英語圏の友人がよく使うのは、'Such is life'という言い回し。どれも現実を受け入れる姿勢を表しますが、シチュエーションによって使い分けると、より自然に聞こえます。
こういった表現を覚えておくと、日常会話で役立つことが多いです。特に、ネイティブとのカジュアルな会話では頻出しますから。