フランス革命期のマリー・アントワネットの最期を描いた作品はいくつか存在します。なかでも2006年のソフィア・コッポラ監督による『マリー・アントワネット』は、彼女の華やかな宮廷生活から転落するまでを美しい映像で表現しています。
ただし、この作品は処刑シーンを直接描かず、代わりに廃墟となったヴェルサイユ宮殿のショットで暗示的に終わります。より詳細な最後を描くなら、1989年のフランス映画『La Révolution française』がおすすめです。第二部でジャン・フランçois・バルデール演じるルイ16世とジェーン・セバーグのマリー・アントワネットの処刑シーンが克明に再現されています。
テレビドラマでは2012年の『Les Adieux à la Reine』が、彼女が捕らえられたコンシェルジュリー監獄での日々をベノワ・ジャックの小説を基に描いています。歴史考証に細心の注意を払った作品で、フランスの制作陣ならではのリアリズムが光ります。