この手の決め台詞が出ると、つい笑ってしまう。特にあの名台詞『I\'m too old for this shit.』は、日本語にするときの幅が広くて面白いんだ。
まずは直訳寄りで攻めると「こんなクソにはもう年を取りすぎた」という感じになる。英語の汚い言葉をそのまま出すことで元の投げやりな怒りが残る。逆に放送用ややわらかくするなら「こんな仕事、もう年なんだよ」として、皮肉と諦めを残しつつ聞きやすくする手もある。
仲間内のネタとしては「もうこの手のクソは勘弁だ」みたいに口語で落とし込むのが受けが良い。どの訳を選ぶかで観客が受け取るニュアンスが変わるので、ファン翻訳はいつも遊び心がある。'Lethal Weapon'のあの瞬間は、言葉のニュアンスで笑いにも共感にも転ぶのが魅力だと思う。
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のタチコマの装備は、単なる武器ではなくキャラクターとしての深みを持っている。自律思考する戦車が軽妙な会話を交わしながら精密な作戦を実行する姿は、人間と機械の境界を問い直させる。特に第26話での電磁砲使用シーンは、音楽と演出が相まって圧巻だった。
こうしたウェポンの存在が、単なるアクション要素を超えて物語のテーマに直結している点が秀逸。サイボーグ社会における暴力の意味を、武器そのもののデザインから考えさせられる。銃器の形状一つとっても、未来感と実用性のバランスが計算し尽くされている。