こんなふうに作れば、群衆の中で確実に目を引けると断言できるよ。まずシルエットを最優先に考えて、
マンドレイクらしい根っこ状のフォルムを大胆に誇張する。大きめの腰布やツイストしたフォームラテックスを使って、体のラインを根っこっぽく見せると遠目でも一目で分かる。それと、頭部は小さく丸めて可愛らしさと気味悪さの両立を狙うと効果的だ。
表面の質感作りは勝負どころで、重ね塗りした水彩アクリルに粉っぽい土の粉を混ぜてマットに仕上げると本物感が出る。動きで魅せる工夫も重要で、口や葉が動く簡易なワイヤー式パペット機構を組み込めば、写真での表情が生き生きする。『ハリー・ポッター』のマンドレイクを参考に、叫び声を模した小さなサウンドモジュールを内蔵してタイミングよく鳴らす演出も有効だけど、安全には必ず配慮しておくこと。
最後に、小物と立ち回りを忘れずに。鉢は頑丈に作って衣装と一体化させ、写真撮影では“抜かれそうになる”ポーズを用意しておくとウケる。メイクは土汚れや根の繊維を意図的に描き込み、視線を集める細部で差をつけるといいよ。