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コレクションを続けるうちに見えてきた判断基準がある。まず箱の外観から入る方法について話すね。
箱に印刷された版権表記(©表記)は最初のチェックポイントで、ここが欠けていたりフォントが違うと怪しい。国内メーカーならメーカー名やロゴ、製造国の表記が揃っていることが多い。さらに箱に貼られたホログラムシールやシリアルナンバー、限定版なら付属の証明カードがあるかを確認する。私はあるとき'ラブライブ!'関連のフィギュアでホログラムが丸ごと省略されている偽物を見抜いたことがある。
中身の取り扱いも大事で、ブリスターの収まり具合や塗装の端処理、パーツのナンバリング、組立説明書の紙質と記載の細かさを見比べると本物か偽物かの線引きがしやすい。公式画像と実物を横並びで比べる癖をつけると、色味や造形の微妙な違いで不自然さが出る。箱と中身、そして公式サイトの製品ページを三方向で照合するのがいちばん確実だと思う。
細部の違いを比べるのが好きで、ぬいぐるみ系は特に観察が楽しい。まずタグの有無を確認している。公式に出るぬいぐるみは縫い目や刺繍の精度が高く、首や脇に付いている布タグにメーカー名と版権表記がちゃんと印刷されていることが多い。無地のタグや印刷が薄いものは要注意だ。
実店舗で買う場合は販売元のラベルやレシートの情報をチェックしておくのが安心感につながる。ネットで買うなら出品者の評価履歴を必ず読むようにしていて、同じ商品で極端に安い価格設定がされていると偽物の可能性を考える。私は'鬼滅の刃'のぬいぐるみを並行輸入品として見かけたとき、タグが英語のみで日本の版権表記がなかったため購入を見送った経験がある。適切な価格帯とタグ、縫製品質、販売ルートの三点セットで判断するのが現実的だ。
手元で短時間で見分けたい場合の即効チェックリストを紹介する。まず値段感覚を基準にして、相場より極端に安ければ要警戒。次に箱と本体、両方の版権表記を確かめる。箱のシールやホログラム、メーカー名、JANコードの存在は重要な手がかりだ。
私は小物類では付属の説明書や保証カードを確認する癖がついていて、これらが欠けている商品は受け取らないことが多い。さらに販売チャネルを必ず見るようにしていて、正規ショップの販売履歴や公式通販のリストに入っているかどうかで信頼度が変わる。最後に写真と実物の色味や造形を比べ、塗装の繊細さやパーツの合いをチェックする。経験を積むほど目が肥えてくるので、最初は怪しい要素を見つけたら控えるのが賢明だと感じている。
イベントで限定版を手に入れたことから得た視点を共有する。限定品や先行販売は公式サイトやイベント告知が一次情報になるから、まずそこで発売形態と付属品を把握する。プロダクトページにある詳細写真と実物を比べて、塗装のムラや刻印、付属カードの有無を確認する癖が私にはついている。特にフィギュアなら台座裏の刻印や箱底のJANコード(バーコード)周りの表記は見逃せない手がかりになる。
匂いや素材感も判断材料で、安価なABSや塩ビの臭いが強いものは粗悪な場合がある。公式はパッケージの段ボールや内袋にも気を配るので、丁寧に梱包されているかどうかもチェックポイントだ。情報を積み重ねていくと、製造メーカーの型番や出荷ロットで違和感を検出できるようになる。私が'転生したらスライムだった件'の限定フィギュアを見たとき、パッケージ写真にある小さなロゴが現物では欠落していて、それが決め手になったことがある。