雨の日にプレイした『To the Moon』は、心にじんわり染み込むような物語でした。シンプルなドット絵の見た目からは想像できないほど、深い人間ドラマが展開されます。主人公の記憶を遡るという設定が、過去と現在を行き来する情感を巧みに表現しています。
特に印象的だったのは、キャラクター同士の会話の細やかさ。ちょっとした言葉のやり取りから、長年築かれた関係性や未練が伝わってくるんです。ゲームシステム自体は難しくないですが、物語に没頭できるよう設計されている点も秀逸。最後にはなぜか頬が濡れていることに気づく、そんな作品です。
図書館を舞台にしたゲームで特に印象に残っているのは『Library Of Ruina』です。このゲーム、ただ本を整理するだけじゃなくて、異能を持つ司書たちが客人とバトルを繰り広げるんですよ。
ストーリーも深くて、各キャラクターの背景が本を通じて紐解かれていく仕組みが秀逸。戦闘システムはカードベースで、戦略性が高いのに意外ととっつきやすい。司書としての成長を感じられるプログレッションも楽しかったなあ。
何より、本を媒介にした世界観構築が独特で、現実の図書館業務とは全く違うのに、なぜか司書の本質を捉えている感じがしました。プレイ後は地元の図書館に行くたびに特別な感情が湧くようになりました。