ふと考えてみると、
パルシィの感情は一見して嫉妬や怨念に見えるけれど、そこにはもっと繊細な願いが潜んでいる気がする。
僕は彼女が他者とのやり取りでまず求めているのは“存在の確認”だと思う。射命丸文のような目立つ存在と接するたび、自分の価値や位置が問われる。たとえそれが負の感情として表れても、根底には認められたいという欲求がある。
また、恨みを抱くことで関係の線引きを作り、自分と他者との距離を測ろうとしている側面もある。そうやって他者に反応を引き出し、自分がまだここにいると示すことで、孤独を埋めようとしているんだ。
結局のところ、パルシィは他キャラとの関係を通じて“自分を見てほしい”という、誰にでもあるけれど表現の難しい欲求を満たそうとしている――そんなふうに感じているよ。