もう一つの隠れた名作は、スターバックスCEOだったハワード・シュルツの『BACK FROM THE BREAK』。2008年の金融危機で同社が直面した存亡の危機を、ブランド再生の転機に変えた過程が臨場感たっぷりに語られる。従業員との対話から生まれたアイデアが会社を救ったエピソードは、逆境こそ真のリーダーシップが試されると気づかせてくれる。
もう一つ挙げるとすれば、『THE POWER OF FUN』という少し変わった視点の作品。一見すると楽しさを追求する内容に思えるが、実は仕事の締め切りに追われていた著者が、プレッシャーの中であえて遊び心を取り入れたことで生産性が向上したという逆転の発想が面白い。窮地に立たされた時こそ創造性が発揮されるという主張には納得させられる部分が多い。