普段はスコアを細かく聴き分ける方だけれど、このサウンドトラックで特に印象に残っているのは、拍子を刻むようなストリングスの断片を中心に構成された一曲だ。単純にメロディを追うタイプではなく、リズムと音の層が次第に積み上がっていって、心臓の鼓動のような効果を生み出す。そうした手法はクリント・マンセルの他作、例えば『Requiem for a Dream』で感じた衝撃に通じるものがあるが、この作品ではより細やかで冷たい感触だ。
『ブラック シン カイオン』のオープニングテーマを歌っているのは、ロックバンド『Survive Said The Prophet』です。彼らの力強いヴォーカルと疾走感のあるサウンドが、作品のダークでサイバーパンクな世界観と見事にマッチしています。
特に『レッド・サンシャイン』という曲は、アニメの映像とシンクロして強い印象を残しました。バンドの音楽性とアニメのテーマが融合した、近年でも記憶に残る主題歌の一つだと思います。ファンからの反響も非常に大きかったですね。