活字や絵で遊ぶタイプの翻案を楽しみたいときにまず頭に浮かぶのが 'The Three Pigs' だ。ここでは元の物語の枠を抜け出すというメタ的な遊びが展開され、登場人物たちがページを飛び越えて別の世界や別の画風に踏み込んでいく。視覚的な仕掛けが多く、語られない部分こそが語りを担っている作品だと感じた。
左右をひっくり返す楽しさを味わいたいなら 'The Three Little Wolves and the Big Bad Pig' が面白い。ここでは三匹の子豚が頑張って家を強固にする一方で、役割が入れ替わることでユーモアが生まれる。読むと自然と笑みがこぼれるタイプの翻案で、絵本としてのテンポやリズムが巧みだと感じた。