ツムツムでおなじみの『毛が三本のツム』は、実はディズニーの短編アニメ『Three Little Pigs』(1933年)に登場する狼が元ネタなんですよね。あの狼がフーフーと家を吹き飛ばすシーンで、毛が三本だけ逆立っている姿が特徴的で、それがキャラクター化されたみたい。
面白いのは、このキャラがツムツムシリーズで独自の愛嬌を獲得した点。原作ではむしろ悪役なのに、ツム化によってコミカルで憎めない存在に昇華されています。ディズニーの昔の短編を深掘りすると、こういう隠れた名脇役がたくさん眠っているのが魅力ですね。特に1930年代のシリー・シンフォニー作品には、現代のキャラクター商品のネタ帳のような要素が詰まっています。
四方山話という言葉の響きには、どこか懐かしさを感じますね。この表現が生まれた背景には、日本の農村社会での日常が深く関わっているようです。四方山とは四方の山、つまり周囲を取り囲む山々を指し、そこから転じて『あちこちの』『さまざまな』という意味に発展しました。
江戸時代の浮世絵や滑稽本にも、人々が井戸端や縁側で世間話をする様子が描かれていますが、まさにそうした雑談の積み重ねが『四方山話』という言葉を育んだのでしょう。田畑の作業を終えた後の団欒や、季節の移り変わりを語り合う習慣が、この言葉に温かみを与えている気がします。現代でもSNSでの雑談が『デジタル四方山話』と呼べるかもしれませんが、やはりface to faceの会話には特別な味わいがあります。