用意する道具を決めてから動くと落ち着いて対処できます。
まずは安全面の確保。ゴム手袋を着け、目に入らないように注意しながら作業することを心がけます。必要な道具は、細かい網(目の細かいアクアリウム用が理想)、透明な容器(ふたができる密閉容器は避け、通気できるもの)、古い水(塩素が抜けた水)、小さなスプーンやプラスチック製のカップです。素手で水をすくうと手や衣服に汚れが付く上、衛生面でも好ましくありません。
次に捕獲の手順。網やスプーンで水面近くに浮く
ぼうふらをやさしくすくい、すぐに用意した容器の水に移します。移す際は落としたり潰したりしないように静かに動かすのがコツで、容器は元の水と同程度の水深にしておくとストレスが少ないです。容器のふたは通気性のある網や不織布で覆い、完全密閉にしないこと。ぼうふらは呼吸のために水面に浮上するので、空気の出口は確保してください。
最後に衛生とその後の扱い。観察や短期間の保管は問題ありませんが、そのまま屋外に放すと地域の衛生や生態系に影響を与えることがあるため、放流は避けます。掃除した器具は熱めのお湯と洗剤でよく洗い、手袋は廃棄または消毒してください。私も子どもの自由研究で同様に扱った経験があり、落ち着いて丁寧に作業すると安全に観察できました。