庭仕事で小さな水たまりを見つけるたびに、放っておくとどうなるかが頭に浮かぶ。水面に小さな糸のような動きが見えると、すぐに駆除モードに入る癖がついてしまった。まず基本は極力「水をためない」こと。植木鉢の受け皿、空き缶、使っていないバケツ、古タイヤなどは裏返すか屋内にしまい、雨水がたまらないようにしている。
庭に小さな池がある場合は流れを作るのが有効で、ポンプを回して水を動かすと
ぼうふらは発生しにくい。どうしても貯水が必要な雨水タンクや観賞用の水容器には、目の細かいメッシュをかぶせるか、定期的にBTI(バチルス由来の生物学的防除剤)を使っている。BTIは人やペットに比較的安全で、ぼうふらだけに効くので庭仕事仲間にも勧めている。
屋根の溝や排水溝も見落としがちなので、落ち葉や泥を取り除いて水が滞らないようにする。水をこまめに捨てることが難しい場所には、網蓋や密閉容器で物理的に侵入を防ぐのが一番手堅い対策だと実感している。ちょっとした手間で、夏の小さな悩みはかなり減るから、いつもの作業にひと手間加える価値は大きいよ。