一方で日本国内向けのサービスは事情が異なって、'U-NEXT'や'dアニメストア'、'Hulu(日本)'、場合によっては'Amazon Prime Video(日本版)'といった配信サイトで見つかることが多い。これらは日本語音声がそのまま流れるものがあり、字幕の有無はサービスや設定で変わるため「raw」(無加工の映像=字幕なし)を求める人には向いている場面がある。ただし公式が「raw」と明記することはまずなく、あくまで日本語音声のみで表示されるケースがそれに近いという扱いになる。自分は海外の字幕版と日本語音声版を切り替えて観てきた経験があるので、プラットフォームごとの音声・字幕オプションは必ず確認するようにしている。
表題の英語化について触れると、訳者はそのタイトルを 'Sorry for Being Cute' としています。直訳に近い選択で、語感が日本語の軽い謝罪と自己肯定の混ざったニュアンスをうまく英語に移していると思います。
翻訳では語順や助詞のニュアンスをどう処理するかで印象が変わることが多いのですが、この英題は元の短さとリズムを保ちつつ、英語圏の読者にも意味がすぐ伝わるのが利点です。僕は他作品の英題、たとえば 'Kimi ni Todoke' が 'From Me to You' と訳されたケースを思い出して、タイトル一つで受け手の期待がかなり変わることを実感しました。
訳者の意図としては原題の持つ軽やかな自己主張を損なわず、かつ販促上のキャッチーさも確保する狙いがあったと考えています。個人的にはこの英題は作品の雰囲気に合っていると感じます。