表紙やあらすじからフィーリングを確かめるのがいちばん手っ取り早いよ。
むつき作品って作風の幅があるから、まずは自分が何を読みたいかをはっきりさせると選びやすい。ドラマ重視なのか、ギャグ寄りなのか、恋愛要素の強さやシリアス度合いをチェックして、短めの単行本や短編集から入るのがおすすめだ。
自分は最初に短編集を手に取って、その作者の「会話のテンポ」と「表情の描き方」を確かめた。ページをめくるごとに息を呑むタイプの絵柄なら長編でも没頭できるし、ゆったり読ませる作風なら日常系の短編で世界観を味わうと入りやすい。口コミは参考になるけど、自分の感覚を信じることが大事だ。
あと、連載中の長編なら一巻だけ買って様子を見るのも手。帯のコメントや目次の構成、あと出版社の紹介文で作品の方向性はかなり掴める。自分はこういう小さな確認作業をすると外れを引きにくくなったし、読書体験がずっと楽になる。試し読みで「あ、これ好き」と感じたら、その感覚に従えばいい。