最近読んだ『ベルセルク』の作者・三浦建太郎さんのインタビューが強烈に記憶に残っている。
彼が語っていた『肉体の重み』を表現するためのデッサン手法は、単なる技術論を超えて哲学に近かった。『剣を振るう時、キャラクターの筋肉だけでなく地面からの反発力まで描かないとリアルにならない』という言葉は、描写の本質を突いている。特に『
断罪篇』の戦闘シーンの背景にある、人体観察への異常なまでの執着が伝わってくる内容だった。
インタビュアーが『なぜそこまでこだわるのか』と問うと、『読者がページをめくった時に、グッと引き込まれる“手触り”が必要だ』と返していたのが印象的。画力だけでなく、表現者としての覚悟が滲み出ていた。