被害者意識が強すぎて自己正当化ばかりするタイプも嫌われる傾向があります。『鬼滅の刃』の猗窩座が典型例で、自分より弱い者を平然と虐殺しながら「強い者が生き残るのは当然」と
嘯く態度は強い違和感を覚えました。戦闘シーンの美しさとは裏腹に、彼の論理には共感できる要素がほとんど見当たらないんですよね。
面白いことに、こうしたキャラクターはファンから「倒されて当然」という感情を引き出し、物語に歯ごたえを与えます。猗窩座の場合、煉獄さんとの戦いで敗北した瞬間に初めて人間らしい感情が垣間見え、複雑な心境にさせられました。完全な
悪役よりも、自分では悪いと思っていないタイプの方が余計に腹立たしく感じるものかもしれません。