あの昔話を選ぶとき、絵の読みやすさと物語のテンポを最優先にしている。自分が子どもに読み聞かせて特に気に入っているのは、ポール・ガルドン作の'The Three Little Pigs'(邦題ではよく『三匹の子豚』と訳されることが多い)だ。絵柄が素朴で線が太く、ページをめくるリズムが子どもにとってわかりやすい。言葉も平易で繰り返しが多いため、小さな子が参加しやすいのが魅力だ。
実用面では丈夫な紙質で長持ちする点もポイント。破れにくく、ページ数や大きさが読み聞かせにちょうどいい。物語の極めてオーソドックスな構成は、声の抑揚や効果音を入れて遊ぶ余地が豊富で、何度も繰り返し読みたくなる。最初の絵本として与えるなら、この版は安定感があり、親子の読み聞かせ時間をしっかり支えてくれると感じている。
この質問を聞いて、すぐに思い浮かんだのはディズニーのアニメーションです。『三匹の子豚』のクラシックなイメージは1933年の短編アニメで広まりましたが、絵本作家としてはジョン・ウォーリー・ノーベルの名前が挙げられます。彼は19世紀後半にこの童話を絵本化した初期の一人で、素朴なタッチのイラストが特徴です。
現代ではローレン・チャイルドやデイヴィッド・ウィーズナーなどが独自の解釈で再創作しています。特にウィーズナーの『The Three Pigs』は2002年のコールデコット賞を受賞し、物語の枠を飛び出す革新的なイラストが話題になりました。絵本作家によって表現が全く異なるのがこの童話の面白さですね。