翻訳の面白さはこういう所にありますね。「夜が更ける」を英語にする時、'late at night'では単なる時間表現で終わってしまいます。私はよく 'the small hours' という表現を使います。これは深夜帯全体を指すと同時に、人々が眠りについた後の静かな時間帯というイメージを付加できます。
特に小説の翻訳では、原文の雰囲気を保つため、時制や進行形を駆使します。例えば 'The night was advancing silently' のように書くと、時間の流れと静けさが同時に伝わります。
『日を跨ぐ』という日本語のニュアンスを英語で表現するのは結構難しい作業だ。『Stay up past midnight』が最も直訳に近いが、状況によっては『Pull an all-nighter』(徹夜する)や『Work into the next day』(次の日まで作業を続ける)とも訳せる。
重要なのは、単に時間を越えるという物理的事実よりも、その行為に伴う継続性や意図をどう伝えるかだ。例えば『The meeting spanned two days』ならば会議が日程をまたいだ事実を淡々と述べ、『We talked until the wee hours』とすれば夜更かしの親密な雰囲気が伝わる。翻訳は常に文脈との綱引きだ。
この表現を英語にする際、ニュアンスを正確に伝えるのが難しいと感じることがありますね。直訳すると 'unforgivable to hear' や 'can't let it pass' といった表現になりますが、状況によっては 'That's outrageous!' や 'How dare you say that!' の方が感情を的確に表せる場合もあります。
特に怒りや強い抗議を表す場面では、'I won't stand for this!' がピッタリくることも。映画『プラダを着た悪魔』でミランダが部下に啖呵を切るシーンを思い出しますが、あの圧倒的な怒りの表現こそ「聞き捨てならない」の本質を捉えていると言えるでしょう。翻訳の際は、単に言葉を置き換えるだけでなく、その背後にある感情の強さをどう英語で表現するかが鍵になります。