夢魔について掘り下げた書籍を探しているなら、まずオススメしたいのが『夢魔の民俗学』です。
この本は世界中の伝承に登場する夢魔を比較研究した内容で、特にヨーロッパの「サキュバス」「インキュバス」から東アジアの「
夢男」まで、地域ごとの特徴を丁寧に解説しています。民俗学者が実際に集めた古老の証言や文献資料を基にしているので、単なる
空想ではなく、人々が本当に恐れた存在としての夢魔が浮かび上がります。
個人的に興味深かったのは、中世の魔女裁判記録に残る「夜の訪問者」の証言分析。当時の人々が睡眠麻痺現象をどう解釈したかがよくわかります。挿絵も豊富で、
夜な夜なページをめくっていると、ふと背筋が寒くなるような臨場感がありますよ。