『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーは、夢魔ホラーの代名詞的存在です。80年代の作品ながら、その恐ろしさは色あせません。
フレディの特徴は、被害者の個人的なトラウマを悪夢の中で具現化させる残酷さにあります。単に殺すだけでなく、心理的に追い詰める様子はゾッとさせられます。また、コミカルな一面を見せながらも突如凶暴化するギャップが、さらに不気味さを増幅させます。
特殊メイクのクオリティも当時としては革新的で、焼け
爛れた顔や鋭い爪は今見ても迫力があります。何より怖いのは、「寝たら殺される」というコンセプトそのもの。人間の基本的な生理的欲求を恐怖に変える発想が、この作品の真骨頂です。