暴走特急のサウンドトラックと言えば、何といっても『THE END OF THE CENTURY』が圧倒的に有名ですね。この曲は映画のクライマックスシーンで流れることで知られており、疾走感のあるギターリフと熱いボーカルが特徴的です。
当時はまだVHSで映画を観るのが主流だった時代ですが、この曲が流れるシーンは何度も巻き戻して見た記憶があります。特にラストシーンの列車の暴走と音楽の同期は、今でも鮮明に思い出せるほど印象的でした。サウンドトラック全体も90年代のロックサウンドを感じさせてくれる名盤で、ファンにとってはたまらない一枚です。
Hans Zimmerの『Dunkirk』のサウンドトラックに収録されている『Supermarine』は、緊迫感が桁違いです。時計の針のようなリズムが戦場の焦燥感を増幅させ、弦楽器の不協和音が爆撃の恐怖を表現しています。
特に印象的なのは、音楽が物理的に心拍数を上げる効果を持っている点。戦闘機のエンジン音を模した低音と、急上昇するメロディーラインが、空中戦の臨場感をこれ以上なく伝えています。戦争映画の音楽としては、感情的な描写よりも、身体的な反応を引き起こす点で革新的です。