『fuan no tane』のエピソードの中で、特に頭から離れないのは『影踏み』です。あの不気味な影が段々と近づいてくる展開は、単純なようでいて深く心理に食い込みます。
何気ない日常に潜む恐怖をこれほどまでに巧みに描いた話は他にないでしょう。最後のオチで全てが繋がった時の戦慄は、何度読み返しても新鮮です。特に夜道を歩くとき、ふと背後を確認したくなるような、そういう種類の怖さがたまりません。
この作品の真髄は、見えないものへの恐怖を、見える形で表現している点にあります。影という誰もが知っている存在を、これほどまでに不気味に変える手腕には脱帽です。
Dead Spaceの恐怖体験で忘れられないのは、完全な無音状態から突然ネクロモーフが壁を破って襲いかかる瞬間だ。
音響デザインの巧みさがこのゲームの真骨頂で、プレイヤーは常に『次が来る』という緊張感に苛まれる。特に酸素が限られている宇宙空間での戦闘では、自分の呼吸音さえも敵に気付かせるのではないかと疑心暗鬼になる。『アイザック、背後だ!』という警告が聞こえたときの背筋が凍る感覚は、どのホラーゲームでも再現できない独自のものだ。
真空空間で武器が使えない状況に追い込まれた時の絶望感も秀逸で、無力さとクリーチャーの不気味な動きが相まって、心拍数が確実に上がる。