百人力のような並外れた怪力を発揮するキャラクターといえば、『ワンピース』の白ひげが真っ先に浮かぶ。あの震震の実の能力だけでも十分破壊的なのに、
巨人族並みの体格と相まって、まさに百人力の化身みたいな存在だ。海賊王の称号に最も近い男と呼ばれた風格は、単なるパワー以上の威圧感がある。
もう少しマニアックなところだと、『ジョジョの奇妙な冒険』第3部のダービーおじさんも興味深い。スタンド『オズマンドias』の能力で、相手の力を百倍にして返すという逆転の発想が秀逸。百人力を直接的に表現するのではなく、相対的な力の増幅として描くあたりが荒木飛呂彦らしい。こういう間接的な表現も、ジャンルの幅を広げてくれる。
最近の作品だと、『チェンソーマン』のデンジも特徴的だ。チェンソーの刃を自在に操れるだけじゃなく、常人離れした身体能力を持つ。特にパワー系の悪魔と融合した時の破壊力は、まさに百人力級。ただし、あの作品の魅力は力そのものより、それをどう使うかの描写にある気がする。