眠れる森の美女の原作といえば、フランスの作家シャルル・ペローが1697年に発表した童話が有名ですね。『Histoires ou contes du temps passé』(過ぎ去りし時の物語や歴史)という作品集に収録されていて、『La Belle au bois dormant』というタイトルで書かれています。
面白いことに、ペローのバージョンでは王女が目覚めた後も物語が続き、王子の母親であるオグレという人食い鬼が登場するんですよね。グrimm兄弟のバージョンとはかなり雰囲気が違います。ディズニー映画はペローの話をベースにしながらも、この暗い要素を省いて、より夢幻的な作品に仕上げています。
童話の歴史をたどると、実はペロー以前にもイタリアのジャンバティスタ・バジーレが『ペンタメローネ』の中で似た話を書いていて、『太陽、月、タリア』というタイトルで収録されています。ただ、現代に広く知られている形に近いのはペローの作品でしょう。