洋ゲームだと『The Last of Us Part II』のエリーの描写が印象的だ。服装の乱れや汚れが、彼女の精神的疲労や怒りを物語っている。特に雨に濡れたシャツや泥だらけのジーンズは、単なるグラフィックのクオリティを超えて、キャラクターの内面を可視化している。
日本のゲームでは『ペルソナ5』の怪盗団のコスチューム変化も秀逸だ。戦闘でダメージを受けると衣装が破れ、プレイヤーに緊張感を伝える。普段はおしゃれに着こなしているキャラクターたちが、ピンチ時に服装を乱すことで感情の高ぶりを表現する手法は、アニメ的な演出と相まって効果的だ。
インディーゲーム『Hollow Knight』も、主人公のマントの動きで孤独感を表現している。ダメージを受けるとマントがぼろぼろになり、回復すると元に戻る。こうした小さなディテールが、無言の主人公に感情を与えている。