クトゥルフ神話の呪文がゲーム内で再現されている作品は意外と多く、特にテーブルトークRPGやホラーゲームでよく見かけます。『Call of Cthulhu: Dark Corners of the Earth』では、主人公が古代の知識を得る過程で実際に呪文を解明し、異界の存在を呼び出すシーンがあります。このゲームはH.P.ラヴクラフトの原作に忠実で、『屍食教の儀式』や『ニャルラトホテップの召喚』といった有名な呪文がストーリーの鍵を握ります。
『The Sinking City』もオープンワールド形式でクトゥルフ神話を扱い、プレイヤーは調査中に禁断の知識に触れます。例えば『死者蘇生の術』を使って謎を解いたり、『星を正しく歩む者』の呪文で異次元への扉を開いたりと、ゲームシステムと神話が巧みに融合しています。ボードゲームでは『Arkham Horror』シリーズが代表的で、プレイヤーは呪文カードを使いながら邪神との戦いに臨みます。
最近だと『Dredge』というインディーゲームが注目されています。一見穏やかな釣りゲームに見えますが、深海から謎の遺物を回収すると『深淵の言葉』が解読可能になり、恐ろしい効果を発動できます。こうした作品は、単に呪文の名前を使うだけでなく、『知識を得るほど精神が蝕まれる』という神話のテーマをゲームメカニクスに反映させている点が秀逸です。