4 Jawaban
音を小さく分けて覚えると記憶しやすいよ。なめらかな口の動きで、ひとつずつの音をはっきり出すのがコツ。
よく使われる簡単な唱え方の一例に『南無不動明王』というフレーズがあります。読みは「なむふどうみょうおう(namu fudō myōō)」で、最初の「なむ」は短く、次の語に流すようにつなげます。母音は日本語の標準的な発音で、特に「みょうおう」の「ょう」は拗音だから一拍分長く感じます。
発音のポイントは、R音に近い「ら行」は軽く舌を弾くこと、そして「ん」は鼻音ながら語尾で曖昧にしないこと。唱えるときは一定のテンポを保ち、語と語の間に無理な息継ぎを入れないようにするとまとまりのある響きになります。自分もこれでずっと練習してきました。
音の響きと実際の唱え方を日常に取り入れる観点で伝えたいことがある。
まず漢字の読み方は前に述べたとおりだが、実際の真言(マントラ)には複数の伝承があり、地域や修法によって微妙に変化する。別の日本語表現として耳にすることがあるのは「オン アチャラ ヴァジュラ フン(オン アチャラ ヴァジュラ フン)」のような形で、ローマ字なら on acha-ra va-ju-ra hun。ここでは最後の「フン」が短く鼻にかける感じで終わるのが特徴だ。
唱えるときは一定のリズムを守り、語尾を伸ばしすぎないことが重要だと感じる。声量はさまざまだが、心の中での反復でも意味が宿るので、外声・内声どちらでも自分が落ち着く形で続けるのが大事だと結んでおきたい。
表記と読みを整理すると取り付きやすくなると思う。
不動明王真言という語自体の読みは『不動明王真言』→ ふどうみょうおうしんごん(Fudō Myōō shingon)と読みます。漢字ごとに区切ると、不動=ふどう、明王=みょうおう、真言=しんごん、という具合です。
実践的な発音例として、伝統的に日本で広く唱えられる短い真言の一つに、音節を区切って「オン バザラ タラマ キリク」という読み方があります。ローマ字にすると on ba-za-ra ta-ra-ma ki-ri-ku。ポイントは一音一拍を均等に、語末の「ク」は軽く濁らせずに短く切ること、また「ン」は鼻音として曖昧になりすぎないようにします。
宗派や地域によって表現や節回しが異なるので、流派の口伝に従うのがいちばん安全だと感じています。自分はこの響きの持つ律動を大切に唱える派です。
古語系の音やサンスクリット由来の形を辿ると、現代日本語での発音がどう成立したかが見えてきて面白い。
学術的に原典に近い形を示すと、サンスクリットの祝句はしばしば oṃ acala-vajra hūṃ phaṭ のように表されます。これを日本語で音写すると「オン アチャラ ヴァジュラ フーム ファット」といった具合になり、標準的な読み(ローマ字)では on acha-ra va-jra hum phat のようになります。サンスクリットには日本語にない子音や摩擦音があるため、日本流に近似させた発音となることに留意してください。
発声上の注意点としては、子音連続や破裂音(ph, tなど)の部分は日本語にするとやや短く切れるので、語の切れ目を明確にして一音一音を丁寧に出すこと。最後の種子音(hūṃ や phaṭ)は力点があり、短く断ち切るように発音されることが多いです。自分はこの歴史的背景を心に留めつつ唱えると、言葉の重みが変わると感じます。