素振りは基本中の基本ですが、ただ闇雲に振るだけでは効果が半減してしまいます。大切なのは『意識』と『繰り返し』のバランス。剣道や野球など、道具を使う競技では特に、正しいフォームを体に染み込ませることが上達の近道です。
まずは鏡の前でゆっくりと動作を確認しながら行うのがおすすめ。実際にボールや
竹刀を振る時と同じ軌道を再現し、無駄な力が入っていないかチェックします。この時、手首や肘の角度、腰の回転といった細かい部分まで意識を向けると、自然と効率的な動きが身につきます。慣れてきたら徐々にスピードを上げ、最終的には実戦を想定した速さで連続して振れるようにしましょう。
興味深いことに、『鬼滅の刃』の炭治郎が水の呼吸の型を何度も繰り返すシーンがありますが、あれはまさに素振りの本質を描いています。架空の剣術であっても、基本動作の反復が技の精度を高めるという点は現実のスポーツと通じるものがあるんです。毎日10分でも継続すれば、いつの間にか体が覚えてくれるものですよ。