綾波レイの声優が語るキャラクターの魅力とは?NGE

2025-12-07 00:38:59 122

4 Answers

Nora
Nora
2025-12-09 07:46:18
あるアニメ雑誌の特集で、レイの声について林原めぐみさんが『演技の方向性を決めたのは第5話の病院のシーン』と語っていた。あの『私は私よ』という台詞を録音する際、『自分という存在に初めて気付いた瞬間』を表現するため、スタジオで30回以上リテイクを重ねたという。

面白いのは、普段の無感情なセリフと、感情が揺れる瞬間の違いを『呼吸の音』で表現している点。通常はほとんど聞こえないようにしていた呼吸音を、重要なシーンではあえてマイクに拾わせ、『生きている証』を感じさせる工夫をしていた。特に劇場版の『さようなら、全てのエヴァンゲリオン』では、この技術が極限まで追求されていた。
Wynter
Wynter
2025-12-12 09:58:48
林原さんがラジオで話していた内容を覚えている。レイの声づくりについて『最初は監督から「ロボットのような声で」と指示を受けたけど、台本を深く読むうちに、これはただの無感情なキャラクターじゃないと気付いた』と。

セリフの間の取り方や、特定の単語をわずかに伸ばす発音に、葛藤を表現していたそうだ。例えば『うつくしい…』という台詞では、通常なら感情を込めるところを、あえて平板に響かせつつ、最後の『しい』を0.5秒ほど長めに発声。これが『感情の芽生え』を暗示する効果的な選択だった。碇シンジとの会話シーンでは、相手役の緒方恵美さんと『問いかけと答えの間』を重要視した録音を重ねたという。
Thomas
Thomas
2025-12-13 19:51:18
綾波レイの声を担当した林原めぐみさんのインタビューを何度か読んだことがあるけど、『無機質なようでいて、どこか人間らしい温かみを感じさせる』という表現が印象的だった。

彼女はレイの台詞を読む際、意図的に感情の起伏を抑えつつ、かすかな震えや間の取り方で観客に疑問を抱かせる技術を使っていた。特に第23話の『涙、これは涙?私、泣いてる?』というセリフは、録音現場でスタッフ全員が息を飲んだというエピソードが有名だ。

声優本人が語っていたのは、青い髪と赤い目という非現実的なデザインと、『人形のようなキャラクター』という設定から、あえて『機械仕掛けの心臓が少しずつ温まっていく音』を意識した演技をしていたということ。
Paisley
Paisley
2025-12-13 20:26:31
レイの声づくりで興味深いのは、林原さんが『3人のレイを別々の存在として演じ分けた』という点。TV版初期の無表情なレイ、劇場版で感情が表出するレイ、そしてリビルド版のレイを、声のトーンだけでなく発声の物理的要素から変えていた。

具体的には、TV版では胸式呼吸を意識して硬質な響きに、劇場版では腹式呼吸に切り替え深みを増し、リビルドでは通常の会話と歌うような台詞回しを使い分けた。『酷い匂い』という台詞ひとつとっても、3作品で全く異なるニュアンスを込めていたというから驚きだ。
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