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勢いだけで突っ走るのではなく、曲の“役割”を明確にするやり方も効果的だ。イントロ、ビルドアップ、クライマックス、クールダウンそれぞれに対応する曲を選び、どの瞬間に視聴者を巻き込みたいかを先に決める。例えば幕開けに『Tell Your World』を置いて優しくハートを掴み、中盤で盛り上げるためにテンポの速い曲をぶつけ、終盤は大合唱できるアンセムで締める。
私は配信前にセットリストを紙に書いて、チャットの反応を想像しながら微調整する。曲間のトークやMCの尺もあらかじめ決めておくと視聴者の集中が切れにくい。キー変更や原曲キーでの歌唱も視聴者の好みに合わせて使い分けると、同じ曲でも違った盛り上がりを生める。
最後にひとつだけ伝えたいのは、サプライズ要素を小出しにすることだ。例えば予想外の名曲やレア曲を中盤に差し込むとチャットのボルテージが一気に上がる。『脳漿炸裂ガール』やテンションの高いナンバーを隠し玉にしておけば、枠の印象が強く残る。
私はセットリストを作るとき、視聴者の年齢層やコメント傾向を頭に入れて選曲する。合唱が好きな層が多ければサビが強い曲を多めに、リクエスト好きが多ければ短めの曲を織り交ぜて回転を良くする。余談だが、曲の合間に簡単なゲームやミニコーナーを入れると延長率が上がることが多いと感じている。自然な流れで盛り上がりを作れば、視聴者も配信者も楽しく終われると思う。
リスナーのテンションを波のように上下させるプランを立てるのが好きだ。序盤は食いつきの良い短めの曲を複数立て続けに投げて、視聴者のリアクションを見ながら調整する。例えば『メルト』のようなポップでキャッチーな曲を序盤にもってくればコメントが動きやすい。
中盤では難易度や感情の深さを変える。キーが高めで熱いパートがある曲を一本入れて、チャレンジ感を演出する。ここで視聴者参加型の企画を挟むと反応が増えるから、リクエスト募集や合いの手を煽るタイミングを作る。終盤は派手な盛り上がりを用意しておくと枠全体の満足度が高まる。私はセットごとに必ず“息切れ対策”の余裕を見ているので、無理のない配分が肝心だ。
盛り上がるカラオケ枠の核は流れの作り方だと考えている。イントロから全力でぶつけるのではなく、序盤はやや抑えめで視聴者の耳を掴み、中盤で一気にテンションを上げる。具体的にはまず親しみやすい一曲、例えば『千本桜』のようにみんなで歌える定番を入れてチャット参加を促す。
次にテンポ感を変える曲を一本はさむことで疲労を防ぎ、再び盛り上がるための繋ぎとして『ロキ』みたいなリズミカルな曲を用意する。ラストはコール&レスポンスができるサビの強い曲、『ロミオとシンデレラ』のような大合唱が期待できるもので締めるのが効果的だ。
私はセットリスト作成時に「歌いやすさ」と「盛り上がる箇所」を見比べる。キーの高低差や裏拍の多さで難易度が偏らないようにするのも忘れずに。映像や歌詞の表示タイミングも合わせれば、視聴者の盛り上がりは自然と大きくなると思う。