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江戸時代の影の実力者・間部詮房に迫る作品は意外と少ないのが実情です。
ただ、『柳沢吉保』を描いた作品では重要な脇役として登場することがあります。例えば、山本兼一の小説『柳沢吉保』では、綱吉政権下での詮房の動向が丁寧に描かれています。政治闘争の陰で存在感を放つ詮房の姿は、読む者に強い印象を残します。
大河ドラマ『元禄繚乱』では、詮房役を俳優の宅麻伸が演じました。吉保と詮房の微妙な駆け引きは、当時の権力構造を理解する上で興味深い視点を提供してくれます。意外なことに、彼を主人公に据えた作品はまだ見当たらないのが残念です。
歴史好きなら誰もが一度は気になる間部詮房の生涯。彼を主役に据えた作品こそ少ないものの、時代小説の世界では重要な脇役として登場します。『忠臣蔵』ものでは、赤穂事件に関わった人物として描かれることが多いですね。特に、隆慶一郎の『影武者徳川家康』シリーズでは、詮房の政治的手腕が光る場面があります。
最近読んだ中では、浅田次郎の『一路』に詮房が登場し、老中・松平信庸との確執が描かれていて興味深かったです。歴史の表舞台には出てこないけれど、裏で糸を引いていた人物の魅力が伝わってきました。こうした作品を通して、詮房の実像に少しずつ近づける気がします。
間部詮房の人物像に迫りたいなら、まずは『徳川綱吉』関連の作品を漁るのが早道かもしれません。『大奥』シリーズの小説やドラマでは、将軍側近としての詮房が描かれています。特に2003年版のドラマでは、綱吉・吉保・詮房の三つ巴の関係性が面白かった記憶があります。
小説では、詮房が関わったとされる生類憐みの令を題材にした作品にも注目です。宮部みゆきの『かまいたち』では、詮房の政策が庶民に与えた影響が描かれ、違った角度から人物像を浮かび上がらせています。