เข้าสู่ระบบ念動魔術_それは魔力の糸を使った日常生活で使われる雑用魔術。 素性を隠す為に念動魔術は使えないが、今使わなければ宿屋の娘と交わした 「良いところを見せる」という約束を果たせない。 主人公は素性を知られたとしても念動魔術を戦闘に応用することで約束を護る。 大会前に度々因縁があった金髪の彼女と対戦するが、暗殺者の一団が乱入する。 狙われていたのは金髪の彼女だった。 「私は中央王族機構。第三王女、マリー・トレスティア」 試合会場に集まっていた全員を人質に取ったゲームを宣言する暗殺者ギルドの長。 『主人公が使えるのは念動魔術と初級魔法のみ』 絶望的な戦力差を覆す鍵は、一瞬の機転と魔術の応用を可能にする念動魔術だった。
ดูเพิ่มเติม彼の朝は早い。
日が昇ると共に起き、朝食の準備を始める。といっても用意するものは前日から仕込んでおいたところに取りに行くだけだ。
寝床から用意した場所まで行くまでの間は、
彼の周囲は多少湿った草花と土の香りが僅かに漂い、仄かに朝露を連想させる霧が薄く立ち込めていた。霧を掻き分けて少し、川のせせらぎが聞こえてくる。
ここで大きな欠伸を一つ。日々の習慣とはいえ、眠いものは眠い。
用意していた仕掛けに到着。仕掛けと言っても罠や餌でもなく、ただ単純に川の水を一部頂いているに過ぎない即席のダムと言っていいだろう。
到底一人では成し得ない、ましてや一夜で用意するなど真っ当な手段では難しい規模の即席ため池がそこにはあった。
「今日は見やすくていいね」
池の中の水は透き通り、自然の恵みが惜しみなく流れ込んでいる。
狙い通り魚が四、五匹池に迷い込み、池の外周を泳ぐ。スッと右手を魚に方に向け、指先に意識を向けると、体を包んでいる自然魔力が指先に僅かに集まり、集中しなければ見えないほど細長い糸が魚目掛けて伸びてゆく。
その糸と形容するものが空中を真っ直ぐ伸びてゆき、水中に入ってからも真っ直ぐ魚に向かって伸びる。
着水しても水飛沫は立たず、泳いでいる魚はその糸に気づかない。
泳ぐ魚を追跡するように伸びた魔力糸が魚に命中すると同時に、彼が纏っていた自然魔力と同様のオーラが魚を包む。
「よっと」
掛け声と同時に空中に引っ張られるように魚が自ら飛び出てくる。その数は池にいた魚全て。
朝食用に二匹見繕い、まだ成長していない魚はそのまま川にリリース。魔力糸と接続が切られた魚が再び元気に川を泳いでいく。
魚と接続している魔力糸が出ている手とは反対に、左手からも魔力糸を出してゆく。
その数実に二十本。川の流れの一部を拝借して作った池を無くす作業だ。
魔力糸が石へと伸びてゆく。石に接続した魔力糸は、石から石へと更に広がり、一度に接続した石は大小様々で百個は下らないだろう。
数秒も経たないうちに石が池に入ってゆき、瞬く間に池だった場所が河原へと還る。
一つだけ接続を残された石が、それよりも大きい岩に向かって急加速を始め、勢いよく衝突する。
ガキィン
と大きな衝突音と共に石が割れ、鋭利な破断面が顕になった。
簡単な石包丁が出来たら、後は魚の腸抜きを空中で行ってゆく。石包丁の操作を誤ると中の腸が傷つき、せっかくの朝食が不味くなるが、慣れた魔力操作でスピーディーに腸抜きが二匹分完了する。
後は火おこしだが、彼には必要がなかった。
魔力糸と同様に手を前にかざすと火の球が音無く現れる。火球にも魔力糸が接続されており、正確な円を描く薄い魔力の膜で包み込まれていた。
元来魔法や魔術は発動から操作の工程を挟む。
発動してから操作が終わるまでの間は維持の為に魔力が消費される。それが低級だろうが、上級だろうが、或いはそれ以上の魔術行使に至るまで、魔法維持の難易度や効率の違いはあるが変わらない普遍的な事実だ。
彼の使っている火球を発動した魔法は今この瞬間に発動工程は既に終了しており、消滅までの秒読みに入っているはずだ。
しかし、魚が焼けるまでの間、この火球の炎は揺らめきもせず、真円に近い形状のまま固定されていた。
からくりとしてはこうだ。火球に伸びた魔力糸から纏わせた薄い膜が火球の輪郭を正確に捉え、一つの形と仮定し空中で静止させる。
言葉にするのは簡単、だが火球はおおよそ丸の形であれ、完璧な真円ではない。
コンマで変化し続ける火球の形を切り取るが如く、正に離れ業が必要と言えるだろう。
だが彼の顔は汗が出るわけでも無く、神経を使った作業特有の緊張感すら感じさせることはない。
「頂きます」
こんがりと焼けた魚を口元に持っていき、パリっと音を立てながら大きな口で豪快に頬張る。
ジュワッと魚肉から溢れる油は甘く、この自然豊かな大地の恵みを凝縮した旨味と言っていいだろう。
朝食を済ませた後は、荷物に魔力糸を伸ばし出発の準備を整える。魚と同様に荷物へ魔力が伝わり、全て空中に漂う。
目指す先は近頃トーナメント戦が行われると噂される闘技場だ。
何やら腕に覚えのある面々が集まる大会らしいが、中央で開催されない限りはそう強者という強者は現れない。
参加希望者は只の荒くれ者やお調子者、果ては傭兵崩れの盗賊辺りが参加するような寂れた大会なのだ。
豊かな自然から一変、歩みを進めていくと荒廃した大地が広がる。目指す街まではもう少し。
ここで魔力糸から伸ばしていた荷物を背負い、表面上は大きな荷物を持っているように繕う。
見た目は旅のパーティによくいる荷物持ちといったところだ。
街の入り口にいる衛兵に通行料で銅貨を五枚支払い、手頃な宿を探す。
毎日野宿生活だったからか、久しぶりの宿屋に少し気分が高揚するのを抑えながらも、宿屋が集まっている街路を目指して歩を進める。
途中近道もあったが、寂れた街特有の雰囲気が漂っていたために、遠回りにはなるが大通りで目的の場所を目指す。
そんな歩いている最中に、正面から小走りで向かってくる少女が一人。
「そこのお兄さん。ここら辺では見ない顔だけど、大会参加者さんですか?」
少し芝居がかった声色で元気に話しかけてきた少女は、華美な服装とは似ても似つかない、
しかし要所でおしゃれにも気を配れるだけの暮らしをしていることが伺える格好をしていた。
「あぁ、そうだよ」
彼が言葉を返すと、パァッと少女の表情が更に明るくなる。
「でしたら宿をお探しのはず!この街で一、二を争う宿のおもてなしを受けてはみませんか?」
「じゃあ、お願いしようかな」
普段なら警戒していた勧誘にも、裏表がない表情をされると毒気が抜かれてしまう。
宿屋街を歩いていると、特徴的な看板が吊り下げられていた宿の前で少女は歩みを止めた。
看板には「小鹿と蜂蜜亭」と書かれており、寂れた街の景観にはどこか似合わない、
それでいて少しの安心感を覚えるような装飾の扉に、砂埃がよく舞う街であるにも関わらず、
できるだけ清掃の行き届いた窓ガラス。
ここの店主がお客をどう見ているのかが一目でわかる気配りの良さが伺える佇まいだ。
(これは当たりかもしれない。この子が言っていたことはあながち嘘ではないのかも)
「お待たせしました!これがうちのお店、小鹿と蜂蜜亭になります!ゆっくりとお寛ぎくださいな」
スカートの裾をたくし上げ、上品に挨拶をする。この頃流行している劇団というやつだろうか?
初めて会った時もどこか芝居がかっていたが、行商と一緒に来た旅の一団なのだろう。
店主にあの勧誘方法はやめさせたほうがいいと後でそれとなく伝えておこう。
店のドアを開けると、ベルの音が聞こえ中の店主に来客を告げる。
中から少し太り気味の女店主がやってきた。
「いらっしゃい。旅のお人よ、泊っていくかい?」
「ああ、闘技大会までの間、よろしく頼む」
「あんたも腕試しってわけかい、こんな街までよく来たね、ゆっくりしていっておくれよ。
大会までは、確かあと三日だったね。一日銀貨一枚だけど、まとめて払っていくかい?」
「そうだな、それで頼む」
この辺の宿の中では、かなり、いや、それもサービス次第の金額か。中央なら中から下の宿代といっていいくらいだ。
カウンターに銀貨をまとめて三枚置くと、店主が少し驚いた表情を見せる。するとすぐに柔らかな表情に変わり、少し笑った。
「あんた気前がいいね!本当の代金は一日銅貨十五枚だよ。
他の客なんかこの冗談を言ったら値切りに来るか帰るかのどちらかさ」
「なら、こいつの分のもてなしを頼むよ、期待している」
返そうとしてきた銀貨を手で制止すると、店主は考えた表情をして
「任せときな!」
と大きな声で笑いながら承諾したのだった。
旧王朝がまだ栄えていた頃、いや、革命により没落する前、レルゲンは庭で遊んで、勉強して、少し昼寝をして、また勉強して。そんな王朝の中では平和と呼べる日常だった。幼い頃は常に両親の言う通りに生活し、決まった事を決まった通りにこなす日々。そんな日々にも疑問は持たずに、二年の月日が流れた頃、ある魔術師が小綺麗な鞄を片手に訪問してきた。「皆さん、本日はお招き頂き恐悦至極。私はナイト、ナイト・ブルームスタットと申します」「ようこそナイト殿、我が王朝へ。さっ、長旅でお疲れでしょう。どうぞお寛ぎを」レルゲンの父が挨拶を返す。普段は自分こそここの主人だと言わんばかりの態度だが、このナイトと呼ばれた人物は、父が畏まった態度に出る程の人物なのだろうか。幼い頃のレルゲンは新鮮な気持ちになり、それは青年になった今でも鮮明に覚えていた。「おや?そちらが“例”の?」「ええ、シュトーゲンになります」初めは父の後ろに隠れたが、勇気を振り絞ってナイトに挨拶を返す。「レルゲン・シュトーゲンです。初めまして」「とっても礼儀正しい子ですね。初めましてこんにちは。今日から貴方の魔術の先生になりました。これからよろしくお願いしますね。シュトーゲン君」ナイト先生の授業はとても難しく、魔術理論に関してはさっぱり理解できなかった。それでも、何日かに一度の課外訓練は楽しかった。「ねぇナイト先生、今日は何を教えてくれるの?」「そうですねぇ、シュット君は座学がまだまだですが、実技が素晴らしいですからね。今日は念動魔術について教えようと思います」「それ知っているよ!お屋敷の人がよく使っている、魔力の糸を使うんでしょ?」「そうです。でもこの魔術は、お屋敷で使える人はいないと思いますよ」「そうなの?どうして?」「魔力で糸を作らず、ただ自分の意思のみで有りとあらゆる“事象の操作”ができる魔術です」「事象の操作?」ニコッとナイト先生が笑う「例えばそうですね。シュット君、今欲しい物はありますか?」「うーん、新しい剣が欲しい!」「それはまた何故でしょうか?」「お父さんが言っていたの。真の戦士は、剣と魔術、どっちも一流?なんだって!」「それは素晴らしい考えですね。私は魔術以外が全くなので、もしそれができるようになったら、シュット君は私以上になれ
次に彼が目を覚ましたのは、闘技大会があった日から三日後だった。「お姉さん!お兄さんが目を覚ましたよ!ほらお姉さんも起きて!」「えっ!彼が起きたの?」机に突っ伏して寝ていたマリーががばっと勢いよく起き上がる。「はしたないぜ、嬢ちゃん」少し呆れながら笑い、差し入れと思われる袋を片手に扉を開ける白髪の剣士。「うるさいわよ、ハクロウ」徐々に意識がはっきりして、全身の痛みに気が付く。手には厳重に包帯がまかれ、全身にも薬草を染み込ませたであろう包帯がグルグルとまかれていた。マリーに起こしてもらい、ゆっくりと座る。「そういえば、アンタの名前、聞いていなかったな」「なんか遅すぎる気もするが。自己紹介をさせてもらうぜ。俺はハクロウ。姓はない。ボウズ、嬢ちゃんを護ってくれて感謝する。あれは俺じゃどうにもできなかった。本当にありがとうよ」「それで?そろそろ貴方の名前を教えてくれてもいいんじゃないの?私の英雄様」少し考える。だが、短期間とはいえ共に過ごした中だ。この人達なら、きっと受け止めてくれる。「俺は……俺の名前はレルゲン、レルゲン・シュトーゲン」場が一瞬凍り付く。だがその場を引き戻したのは、やはりマリーだった。「レルゲン…もしかしなくても「旧王朝」の名よね。学が高いことを言うと思っていたわ」未だに緊張している状態のハクロウ。今ここに剣があったとしたとしたら、恩知らずな行動に走っていたかもしれない。「ハクロウ、彼は経歴はともあれ、暗殺されそうな私を助けたお方よ。控えなさい」「すまねぇ、頭ではわかっちゃいるんだが、どうかしちまってるな。でもよ、感謝していることだけは本当なんだ。信じてほしい」「いいさ、こうなることをわかって俺も名乗ったんだ。気にしないでくれ」「なんか難しくてよくわからないけど、みんな仲良しってことだよね?」「そうよ。みんなで乗り越えた。だから仲良し!」「おいしいところは全部レルゲンが、いや、やっぱりボウズはボウズだわ。このボウズが持って行っちまったがな」「もう!水を刺さないでよね」下の方から賑やかな気配を察してか、女店主が一声かける。「この街の英雄様がお目覚めなのかい?賑やかなのも結構だけどさ、水でも持っていってやんな」「あたし行ってくる!」元気に階段を降りていく店主の娘。どうやら宿屋の親子
「貴方の企みは潰させてもらったわ」「お前に話すことは許可していなぁぁぃいいい!!!この卑しい雌豚がぁ」今までの口調とは打って変わり、中性的な声からドスの効いた男性の声へと変わる。「いやぁあん、ワタクシッたら。いっけなーい!てへっ?」(上空からすでに投擲していることに気づいたか!勘のいい奴だ)幸い魔物の動きは鈍い、耐久力と、攻撃、防御力が高いタイプだろうことは魔力反応を見ればわかる。闘技場の上空は幸い何も障害となる建物がなく、青々とした空が広がっている。「そこからお退きなさい、アシュラちゃん」(主人の命令には従うタイプだな)「いやねぇ、不意打ちだなんて。せっかくのお祭りなんですもの。もっと楽しみましょ?それに貴方、随分とこちらを探っているようだけど、狙い通りにいくかしらね?」「さあな」投擲された剣がアシュラと呼ばれた魔物めがけて飛ぶが、これを必死に躱そうと動く魔物。空中で自動追尾された無数の剣たちは正確に魔物へと突き刺さる、はずだった。重力と念動魔術を合わせた剣の雨は正確に魔物へと命中したが、体を覆う甲殻のようなものが剣を弾いた。ガキィイインン!!!大きな衝突音が響き渡る。まるで剣と剣が衝突したときに出るような轟音。剣は衝撃に耐えられずに派手に火花を上げて粉々に砕け散り、ユニコーンを屠った時以上の攻撃があっさりと防がれる。残った剣は空中に帯同させていた二本の剣のみ。「あっらぁ?アシュラちゃんが強すぎて、全く攻撃が通らなかったわね?じゃあ次はこっちから行っちゃおうかしら!ここで息の根止めてやるわ、雌豚」「あいつ、殺すわ。二回も、二回も雌豚って言った!」「高尚な術が使えるようだが、用い道がいけねぇ。老体に鞭打つときかね」二人の絶対殺す宣言に、彼は少しだけ引いた。「あら?やる気?この五段階目のアシュラ・ハガマに勝てると思っているのかしら、ね!」五段階目の魔物。中央王族機構筆頭の近衛騎士団が束になってようやく足止めできる強さの魔物と言っていいだろう。その大人数で相手する魔物をたった三人で相手しなければならない。加えて、まだどんな手段で攻撃を行うのかわからない仮面の男。素人目にも、戦況は絶望的だった。言い終わると同時に暗殺ギルドの長らしく黒く塗りこんである暗器をこちら目掛けて投擲してくる。マ
まばらに逃げ始めている観客を避けつつ、もうじき魔物がいる場所まで辿り着いた。魔物が近くなるにつれて、彼らとは逆方向に逃げる観客が増えてくる。それにぶつからないように速度を殺さず向かうと「ガァァァアアアア!!!!」魔物の声が響いている。幸い魔物を避けるように観客が退避はしているが、いかんせん戦闘するには狭い空間だ。魔物が移動したら被害が大きくなるのは必至。(あれはウルフファング…!)「俺が牽制する!その隙に一撃頼んだ」「分かったわ」魔物を視認する。ウルフファングは三段目の魔物だが、近々四段目に昇格するのでは無いかと噂になっている。主な生息域はユニコーンと同じ森の奥地。本来群れで行動することで知られているが今回は一頭のみ。成獣だと思われるが、先程の咆哮といい、まともに音圧を受ければたちまち体が数秒間硬直して動けなくなる。既に躱した観客の中にも硬直し始めている人もいた。今はまだ魔法陣付近にはいるが、いつ動き出しても不思議はない。「また咆哮がくるぞ!」(先程よりも大きい咆哮を出すつもりか)彼らが接近してきたことに対する、臨戦体制に入ったことへの合図。「咆哮は何とかする!構わず突っ込め!」ウルフファングが咆哮を上げるよりも早く、自分とマリーの耳に小さいウォーターボールを出現させ、耳を保護。「きゃっ?!」と驚いたような声を一瞬あげるが、速度は緩めずにウルフファングまで駆ける。加えてすぐに音の衝撃波の直撃を防ぐために、帯同していた十本の剣を横一列に並べる。「ガァァァアアアア!!!!!!!」先ほどとは比べ物にならない音圧でウルフファングの咆哮が響き渡るが、二重に対策された二人は硬直することなく突っ込み続ける。咆哮が終わったとほぼ同時に剣の間合いに入り、下段から垂直に首元へと真っ直ぐ軌道を曲げられた二本の剣が、ウルフファングの首を捕らえたかに見えたが、四段目に昇格が控えているだけあって反応が速い。薄皮一枚を切り裂き小さく鮮血が上がる。上体が逸らされ更に懐が広くなり、この隙間にマリーが素早く潜り込む。戻ったときにはマリーが頭の真下に位置取り、うまく死角に入った。「やぁぁぁああああ!!」裂帛の気合いで死角からの一撃。元々の剣の切れ味の良さも相まってか、滑るようにウルフファングの首が落ち、魔石へと還る。