強いビートと空間の作り込みに惹かれる人なら、『Rank Seeker』の『Solitude of Ranks』は外せないと思う。静かな序盤から始まって、エレクトロニカ的なパッドと細かな打楽器が奥行きを生み出す。中盤で入るストリングスのアレンジが物語性を加えていて、単なる背景音以上のドラマを感じさせるんだ。こういう曲はソロプレイの合間に流すと、ゲームの世界観に深く浸れる。
考察好きとしての視点を加えると、楽曲は「空間の演出」と「テンポの操作」の二つで巧みに機能している。『Solitude of Ranks』はどちらも高水準で、展開のつけ方が自然だから場面転換にも使いやすい。似た印象を受ける作品だと'Final Fantasy VII'の落ち着いた曲の使われ方を思い出すけれど、こちらはより現代的でエッジが効いている。普段からサントラを掘るタイプなら、この曲は何度も繰り返し聴きたくなるはずだ。