1 Answers2025-10-26 11:02:53
ネットでよく見かける『飯テロリスト』は、端的に言えば他人を空腹にさせる投稿をする人のこと。『飯テロ』という言葉自体が「飯(ごはん)」+「テロ(テロリズム)」を組み合わせた俗語で、もちろん本当に危険な意味ではなく、見るだけで腹が鳴ってしまうような食べ物の写真や動画を意図的に流す行為を指します。だから『飯テロリスト』はその行為を繰り返す人、あるいはそれを楽しんでやっている人への愛称めいた呼び名で、SNSやグループチャットでよく使われます。
具体的には、友だちが高級レストランの美しい一皿をアップしたり、誰かが作ったとんでもなくおいしそうな料理動画をシェアしたり、あるいは夜中にドアップでラーメンの湯気を見せつけたりする場面で「飯テロだよそれ!」とか「飯テロリスト許すまじ」と冗談めかして言う感じです。多くの場合は軽いからかいや褒め言葉に近く、投稿者の料理センスや嗜好を称えるニュアンスも含みます。ただ一方で、ダイエット中の人や節約中の人、あるいは食べ物に困っている人にとっては気まずさや不快感を与えることもあり、その線引きはケースバイケースです。
言葉の使われ方には幅があって、好意的な場面もあれば皮肉っぽい場面もあります。例えば、料理上手な友人が毎回うまそうな写真を投下する場合は「飯テロリスト」と称して親しみを込めることが多いけれど、宣伝目的で食べ物の画像ばかり流すアカウントやタイミングを考えない投稿(会議中や試験直前など、見ると困るタイミング)だと批判的に使われます。また、類似表現として『萌えテロ』みたいに“視覚的に強い刺激を与える”行為全般に“テロ”を付けるパターンもあるので、言葉遊びの一種でもあります。
対処法としてはシンプルで、気にするならミュートや通知オフ、投稿時間をネタにして返すユーモアで切り抜けるのが王道です。反撃として自分でさらにヤバい飯写真を投下する“逆テロ”をやる人もけっこう見かけますし、仲が良ければ「今は見ないで」と一言伝えておけば十分。個人的には、魅力的な飯テロにはつい負けてしまってレシピを調べたり店に行ったりしてしまうので、良くも悪くも生活に影響を与える力があるなあと感心してます。
1 Answers2025-10-26 13:52:10
思い返すと、ネット文化のゆるい冗談がそのまま言葉になったのが『飯テロリスト』という呼び名の始まりだった気がします。最初は食べ物の写真を掲示板やSNSに貼って、「お腹がすく」「仕事中に見るな」といった反応を楽しむ軽いノリがあって、そこから「テロ」という過激な語感が冗談めかして使われ始めました。僕が追ってきた範囲では、2000年代後半に『2ちゃんねる』系のスレや画像掲示板で既に「飯テロ」という表現が出ていて、スマホとカメラ性能の向上で手軽に料理写真を上げられるようになったころ、言葉自体が一気に広まった印象があります。
当時はSNSやブログが普及し始めた時期で、食べ物写真が日常的にシェアされるようになったのが大きいですね。ツイッターや匿名掲示板で「これ見るなよ」と言いつつ美味しそうな写真を投下する行為が、「相手の空腹という弱点を突く」冗談として受け取られ、いつの間にか「〜が飯テロリストだ」といった呼び方が定着しました。語義としては本当に危険行為を指すわけではなく、面白おかしい誇張表現です。だからこそ仲間内での軽い煽りや、番組やCMでのネタ振りとして使われやすかったんだと思います。
個人的に好きなのは、この言葉が単に「食欲を刺激する画像」を指すだけでなく、コミュニティの雰囲気やいたずら心をも含んでいる点です。僕自身もつい誰かを「飯テロ」してしまうことがあって、友達グループで夜中に美味しそうな写真を送り合って笑い合うことがよくあります。最近では「飯テロリスト」扱いされるのを逆手に取って、自作の凝った料理写真をネタに盛り上がる文化にも発展していて、言葉の軽快さとユーモアが長く残っているのが面白いところです。そんな風に、ネットの冗談がそのまま語彙として定着した過程を見るのは、言語の生き物らしさを感じさせてくれます。
2 Answers2025-10-25 01:48:50
火力や道具に不安があっても、飯盒炊爨は基本を押さえればぐっと敷居が下がる料理だと感じている。調理に慣れていないころは失敗が怖くて手を出しにくかったけれど、いくつかのルールとシンプルなレシピを覚えたら、楽しくて嬉しくなる出来栄えが何度も生まれた。
まずおすすめするのは王道の『炊き込みご飯』。材料は米2合、鶏もも肉小さめ1枚(小さめの角切り)、にんじん1/3本、きのこ適量、めんつゆ(2倍濃縮なら大さじ3)と水で全体の水量を2合分に合わせるだけ。準備として米は軽く研ぎ、30分ほど吸水させておくと失敗しにくい。飯盒に入れて強火で沸騰させ、ふつふつしてきたら弱火にして12分、その後火を止めて10分蒸らすのが私の基本。蒸らしで鍋底の蒸気が落ち着き、ご飯がふっくらする。炊き込みは具材に味が入る分、水分の微調整が要なので、最初は控えめにしておくと安全だ。
次に副菜として簡単に作れるのが『焼きおにぎり』。炊き上がったご飯を適量取って握り、醤油を薄く塗って蓋つきのグリルかダッチオーブンの縁で軽く焼くだけ。表面が香ばしくなるとキャンプ感が一気に上がる。レトルトのカレーや缶詰の味噌汁を添えれば、荷物も少なく満足度の高い食事になる。道具面では風防と安定した五徳、耐熱グローブがあると火力管理がずっと楽だし、余ったご飯はアルミで包んで火で焼けば翌朝の雑炊にも使えて無駄がない。私は最初、火を怖がってしまったけれど、少しずつ火の色や音に耳を傾ける習慣をつけるとコツがつかめるようになった。失敗しても焦らずにリカバリーする方法を知っておくと、キャンプがもっと楽しくなるはずだ。
1 Answers2025-10-26 12:53:51
お腹が鳴り続ける危険なラインナップを用意してみた。『飯テロリスト』というワードが指すのは、画面の向こうから強烈に食欲を刺激してくる作品たち。単に料理が出てくるだけでなく、描写や構図で“今すぐ食べたい!”と思わせる力がある作品を集めてみたよ。
まず王道から攻めるならやっぱり『美味しんぼ』。グルメバトルや食の哲学的な議論も面白いけれど、何より食材や調理法へのこだわりが尋常じゃない。ページをめくるたびに素材の香りまで想像してしまう描写が満載で、読むだけで食欲が刺激される典型的な“飯テロ”作品だ。次に古典的ながらインパクト抜群の『ミスター味っ子』。ギャグ寄りの演出と派手な料理アクションで、登場する料理がまるで必殺技のように見える。料理の演出で相手を圧倒するという意味では“飯テロ”という言葉がぴったりだ。
もう少し現代的な刺激を求めるなら『食戟のソーマ』を推したい。料理バトルの演出がドラマチックで、勝負に勝つための一皿が読者の食欲を直撃する。ずらりと並ぶアップの皿カットや詳細な工程説明が食欲を煽るタイプ。片や日常系でじわじわ胸を締め付けるのは『孤独のグルメ』。主人公の食べっぷりと静かな観察描写が、気づけば自分も同じメニューを欲しているという不思議な現象を引き起こす。甘い系なら『甘々と稲妻』や『幸腹グラフィティ』が熱い。どちらも“食べることの温かさ”を前面に押し出していて、読み終わったあとにすぐに何か作りたくなる魔力がある。
あと個性的なチョイスとしては『めしばな刑事タチバナ』がおすすめ。食の細かいトリビアやマニアックなネタで読者のツボを突いてくるため、つい実際に試したくなるし、誰かに話したくなる。お酒と料理の組み合わせがテーマの『酒のほそ道』も、呑兵衛の心をかき乱す“飯テロ”力を持っている。さらに、ほのぼの系で二人の食卓をしっかり描く『新米姉妹のふたりごはん』は、家でじっくりごはんをつくる気にさせてくれる良作だ。
自分の経験から言うと、ページを閉じた直後にコンビニへ走ったり、冷蔵庫を開けて材料を確かめたりすることが何度もあった。ジャンルやトーンはバラバラだけど、共通するのは“読んでいるだけで食べたくなる”という点。どの作品もそれぞれ違った角度から食欲を刺激してくれるから、その日の気分で選んでみてほしい。