それに、手を見たが剣術やナイフを扱っているような跡もなかった。体も訓練をして鍛えた感じもなく、訓練でできる傷さえもなかった。それに、本人が言っている通り……食事は満足に取れている様子はなく、体は痩せ細っていた。
「飯を食って落ち着いて話すか……」森を彷徨っていて衰弱した感じではなく、普段から食事を与えられていなかった感じもする。その痩せた体つきは、彼に同情を抱かせた。
「え!? ごはん!? わ、わぁ……たべるっ! 食べるっ!」少女は嬉しそうに返事をした。その瞳には、飢えと希望が入り混じっていた。
「悪いが、お前が気を失っている時に……体を調べさせてもらったからな。武器とか持っているかもと思って……」後々バレて文句を言われても嫌だしな、とユウは正直に告げた。
「あ、うん。べつに……いいよ。こんな場所をうろついている子は、いないもんね〜」少女は笑顔でユウを許してくれた。その無邪気な笑顔に、ユウの心の氷は完全に溶けた。
「俺は、ユウだ。外で料理を作ってくれている女性は、エリーだ。お前の名は?」ユウは優しく自己紹介をした。
「わたしは、ユナだよ。よろしくね」と、可愛く微笑んだ。その名前は、彼の心に温かい響きを与えた。
ユナは話の通りに農民の子供の格好をしていた。ツギハギだらけで、あちこち破れてボロボロになったワンピースは、薄汚れて元の色も判別しがたいほどだ。全身は土や埃で覆われ、まるで長い間野をさまよっていたかのよう。その細い腕や足は骨ばっていて、見るからに栄養が足りていないのが分かる。顔色も青白く、目の下には深い隈ができており、今にも倒れそうなほど衰弱しているのが見て取れた。
髪の毛は茶色でボサボサのロングヘアーだ。だいぶ臭っていたが、本人が悪いわけではないので文句は言えない。食事ができるまでに臭いをどうにかしないとな。
確か、アニメとかだと水と風の魔法で洗浄魔法ができるんだよな。とはいっても、いきなり本人で試すわけにはいかない。衰弱している少女にもし攻撃魔法になってしまったら、瀕死の状態になってしまう。
「俺は、ちょっと外で試したいことができた。お前は、少し寝て休んでいてくれな」とユナに言った。
「……え? やっ! わたしも……一緒に行く!」と言い、ユナがユウの服を掴んできた。その小さな手には、ユウを離したくないという強い意思が感じられた。
「別に良いけど、ふらつくんじゃないのか?」まだ顔色は悪いし、無理をすることはないと思うんだが……。とはいえ、一人にされるのが心細いのだろうな、とユウはユナの心情を察した。
「分かった。背負ってやるから……大人しくしてろな」と言い、ユナに背を向けた。ユナは嬉しそうな表情をして、ユウの背中に抱きついてきた。
「わぁい♪ お兄ぃの、おんぶだぁー♪」思ったよりも元気な声を出した。続けてユナが「お兄ぃ。どこ行くのぉ?」と、耳元で普通の声量で聞かれて……うるさい。
「お前……元気だな?」苦笑いをしながらユナに言った。
「……静かな方が良かったぁ? ざんねーん。わたし……元気だもんっ♪」と言い、背負っているユナがユウに抱きしめてきた。
ユナは女の子で、そこそこ胸もあって少し柔らかな、ふにゅふにゅとした感触が背中に伝わってくる。薄い布越しにもかかわらず、その小さな体の曲線が感じられ、ユウの心臓は不思議な高鳴りを覚えた。幼いながらも女性らしい柔らかさが、背中に密着するたびに意識を集中させ、戸惑いと同時に微かな興奮が胸に広がった。
♢ユナとの新たな絆「まあ、元気な方が良いんじゃないのか?」と、ユウは当たり障りのない答えを言った。
大人しい子もいいけれど、元気な方がいいよな。アニメの好きなキャラクターを思い出すと、俺は元気っ子が好きだった。それに、俺は人見知りで口数が少なかったし、一緒にいるなら元気で明るい子の方が、きっと気が楽だろう。
ユウが答えると、ユナはほっとしたように小さく息を吐き、さらに背中にぴたりと密着してきた。その瞬間、ユウの首筋に柔らかな頬の感触がした。気のせいかと思っていると、ユナの小さな手がユウの服の裾をぎゅっと掴み、頬をすり寄せてくる。
「良かったぁ……。わたし、お兄ぃの好みなんだぁ……? にひひ……そっか、そっかぁ〜♪ お兄ぃ……♪」ユナは耳元で囁くように嬉しそうに言い、その声色には、ユウに向けられた明確な好意が滲み出ていた。意識を取り戻してまだ10分くらいだぞ? その驚きと戸惑いが、ユウの胸に広がった。
家を出ると、屋外キッチンがあり、エリーはカマドの火を調整しているところだった。鍋から立ち上る湯気と、香ばしい匂いが漂ってくる。
「あれ? 気がついたんですね? どちらへ!?」エリーが驚いた表情で、ユウとユナを交互に見て聞いてきた。その視線には、少しの不満と、心配の色が混じっている。
「ちょっと試したい魔法があって外に出ようと思ったんだが、一緒にいたいと言われてしまってな……。家の周りにいるから、食事の準備ができたら声を掛けてくれないか?」とユウはエリーに言った。
「あ、うん。良いけど……ちっちゃいよ? エリー姉と比べたら……泣くよぅ?」と言い、ゴソゴソと体を動かし服を捲り上げた。その言葉には、少しの遠慮と、純粋な好奇心が混じっている。「ん、いいよ? 触ってもぉ……ほらぁ」と近づいてきた。その仕草は、ユウを甘く誘うかのようだ。 月明かりの下、捲り上げられたシャツの奥に現れたのは、少女らしい可愛らしい膨らみ。普段服に隠されているその胸は、日焼けとは無縁の透き通るような白さで、健康的な小麦色に焼けた腕や首筋との境目が、一層その純白さを際立たせていた。 小さくも存在感のある乳首は、月光を浴びて淡いピンク色に輝き、ユウの視線を釘付けにする。その無垢な色気と、まだ幼さを残す体の対比が、ユウの心臓を激しく揺さぶり、理性を吹き飛ばすほどの興奮が込み上げてきた。「これって……舐めたら?」と、興奮が込み上げてきて、ユウは思わず口にしてしまった。「えぇ……? う、うん……好きにしてぇ……ばかぁ……。恥ずかしぃ……舐められちゃうんだぁ……? はぅぅ……♡」 ユナは身悶えるように喘ぎながら、ユウから顔をそむけた。その表情は恥じらいに染まっているが、潤んだ瞳の奥には、甘い期待の色が燃え盛っている。ユウは、小さく可愛らしい乳首をそっと舌で弄んだ。 その瞬間、ユナの身体がビクッ、ビクッと激しく反応する。「あっ、あっ、んんっ……やっ。あっ、あぁん」と、甘く乱れた嬌声がユナの喉から迸る。その嬌声は、ユウの理性をさらに蝕み、獣の本能を呼び覚ますようだった。 ユウは口ではユナの乳首を舐め上げ、吸い上げる。その舌使いで、小さく尖ったピンクの蕾を丹念に愛撫し、同時に手はユナの柔らかな身体を貪るように触れ回っていた。しっとりとしたお腹から、蜜のように滑らかな太ももへと指を這わせる。ユナの肌の温かさと、吸い付く
「ユウ兄ぃの、アソコ……当たってるぅ……えいっ、えいっ……きもちいい?」 ユナは、ユウの下腹部に触れている自身の息子を、挑発するようにグリグリと押し付けてきた。その熱い感触に、ユウの息子はさらに硬く、熱を帯びる。「あ、ちょっと……待ってて……」 ユウがそう言うと、ユナははっとしたように、まだ身につけていたユウの服を勢いよく捲り上げた。すると、ユウの息子が直接、ユナの柔らかな下腹部の、脈打つような肌に触れた。熱と熱が溶け合う感触に、ユウは思わず息を呑む。「これで……気持ちよくなるかも……。わたしも、ユウ兄ぃの直接触れちゃってるぅ……えへへ〜♪」 月明かりの下、ユナの無邪気な笑顔が輝く。その瞳は、これから始まる極上の快楽への期待で蕩けそうに潤んでいた。「……さ、触ってくれるの?」 ユウは、喉が渇いたように小声で尋ねた。彼の心臓は激しく高鳴り、全身が熱い期待に震えている。「……わ、いいの? ほんと!? あ、でも……初めて触るから、気持ちよく出来るか……わからないよ?」 ユナは少し戸惑いながらも、その言葉には明らかな喜びと、いたずらっぽい好奇心が滲んでいた。まるで、初めての蜜を味わうかのように。「たぶん、すぐに出ちゃうかも……」 ユウはそう呟いた。これまでの我慢が、今にも臨界点を突破しそうだった。彼の意識は、ユナの指が自身に触れる瞬間の、途方もない快感に囚われ始めていた。「出るぅ? それ、おしっこ? おしっこは……布団だからダメだよぅ……バレちゃうじゃん!」 ユウの言葉に、ユナは焦ったようにそう言い放った。その可愛らしい顔には、一瞬にして不安が広がる。
♢背徳的な好奇心と無垢な誘い「あとね、お兄ちゃんの彼女がねぇ……兄ちゃんのアソコを触ってたのを見たぁ……」と、ユナは無邪気な声で、しかし核心を突くような言葉を言い出した。その言葉は、ユウの心臓を鷲掴みにする。 ということは……ユナはそこまで知っているのか!? ユウはどこまで知っているのか、その詳細に強い興味を覚えたが……もし聞いたら、この場で二人で、その行為をしてしまいそうだ、と直感的に察した。「そ、そうなんだ……」隣でスヤスヤと眠っているエリーに、すでに深い罪悪感を感じている。ユウは、色々と聞きたい衝動を必死に我慢した。「お兄ちゃんが触られて、気持ちよさそうな顔をしてたけど、あれって気持ちいいのぉ?」と、純粋な瞳で尋ねられ、ユウは焦った……。なんて答えればいいんだよ……?「……気持ちいい……」嘘をついたり誤魔化しても、そのうちバレることだし、それにユナの真っ直ぐな瞳を前に、嘘はつけなかった。ユウは正直に答えた。「そっかぁ……ね、ユウ兄ぃ……の、ちょっとだけ触っても良い……?」ユナの問いかけに、ユウの頭の中は混乱した。 いろいろとおかしいだろ。出会ったその日に結婚して、エッチ……って。なにかの罠か……とか、思うけど……彼女の言動には悪意も感じられないし、きっとお年頃なんだろうな。それに、俺もユナに興味がある。もし同じ状況なら……と、ユウの心は揺れ動いた。「いや、でも……まだ早くないか?」と、彼はなんとか理性を保ち、我慢することを選んだ。「むぅ……。気持ちいいんだよね? ちょっと触るだけぇ……ね?
「……そうですかぁ……うぅ……。手伝ってもらえると嬉しいです」 エリーとユナが俺を見つめてきた。「ま、エリーが、そう言うなら俺は構わないが……」と俺は呟いた。「わぁ……。やったぁ〜♪ ユウ兄ぃのお嫁さんになるぅ〜」とユナが甘えるように言ってきた。 いや、話が変わってるぞ!? でも、まあ……よく年上に憧れて、そう言ってくるやつだよな。俺も友人の姉に憧れて……付き合えたらな〜とか、結婚できたらな……とか思っていたな。「良いんじゃないのですか。ユウさんが良ければ……」とエリーが笑顔で答えていた。 そうだよな。無邪気に言っているだけだし……否定するのも可哀想か。さすがはお姉さんのエリーだな!「そうか。そう言ってもらえて嬉しいぞ。ユナ」と返した。「え!? わ、わわぁ……!! やったぁ〜♪ ほんと!? ウソじゃない? ユウ兄ぃのお嫁さんだぁ〜〜〜!!」と、想像以上の反応に驚いた。「ユナちゃん、おめでとう♪ でも、家事も手伝ってくださいね……。わたし、苦手なので……」と、リアルなことを言いだした。 あれ? エリーの反応も……思ったのと違うんですけど!? リアリティーがありすぎるぞ? ここは、「ユナちゃん、良かったね」とかじゃないのか?「え? お、俺……エリーと結婚してるんだよな?」不安になり確認した。「え? はい。しましたよね♪」と恥ずかしそうに答えた。「ユナとは……?」と聞き、エリーを見た。「……はい? 今、ユウさんがお認めになりましたよね? あ、あぁ……は
俺の反応を見て、ユナがいたずらっ子のようにニヤッと笑った。「わたし、きれいになったぁ? ねぇ……にしし♪ ユウ兄ぃ〜ユウ兄ぃ〜わたしの服を返してぇー♪」 そう言ってきたので、預かっていた俺の小さな頃に着ていた服を返した。 服を受け取ると、その場でユナがワンピースを脱ぎだした。せっかくキレイになったのに……わざわざ洗濯はされてるけど、少し臭う服に着替えるのか……と思うけど、それが落ち着くんだろうな。 じゃなくて……「俺が、いるんだけど!?」と慌てて言った。 ワンピースを脱ぐと、色白の肌が色っぽく見え、胸のふくらみやピンク色の小さな乳首に目が行ってしまう。ユナが履いていた下着に目を移すと、白いドロワーズではない下着で、ところどころ破れて穴が空いていた。恥ずかしそうに後ろを向くとお尻の部分が破れていて、その穴からきれいな割れ目が見えていた。 太ももは色っぽく、色白ながらも健康的なほんのりとしたピンク色をしていて、柔らかそうだった。ぼんやりと見とれていると、俺が渡したシャツをユナが着てしまった。しかし、それがまたかなりエロい格好になっていた。エリーの時もそうだったが、少しだぼだぼのシャツが下着を隠す程度の丈で……まるで超ミニスカートのワンピースのようだ。太ももは丸見えの状態で、下着がちらちらと見えている。「ん? だって……わたしが気を失ってる時に、体を調べたんでしょ? ってことは……わたしの裸を見たんでしょ……? ねぇ……」 ユナにジト目で見つめられた。「調べたっていっても、魔法を使って武器の所持とか……毒を持ってるかを調べただけだって! 言い方が悪かったな……」 そう言いながら、俺は顔を逸らした。 顔を逸らしたが、ワンピースから出ている部分は健康そうな小麦色に日焼けをしていて、服で隠された
「むぅ……。わたしもご一緒したいです! 分かりました……声をおかけしますよぅ……」エリーは、ぷくーと頬を膨らませて不満げな様子を見せたが、結局は引き下がって調理に戻った。その姿は、まるで拗ねた子どものようだった。「悪いな。頼んだぞ……」と言い、ユウは魔法や剣の練習をしていた庭のような開けた場所へ来た。座るのにちょうど良い倒木があったので、俺が休憩の時に座っていた場所へユナをそっと座らせた。「そこで大人しくしてろよ?」ちょこんと座るユナに向かってユウは優しく言った。「はぁい♪ ユウ兄ぃ!」ユナは屈託のない笑顔で答え、その瞳はユウだけを映しているかのようだった。どうやら「ユウ兄ぃ」と呼ぶことに決まったみたいだな……。その呼ばれ方は、ユウの心を少し照れさせた。 今回は魔法の練習と言っても、攻撃魔法ではないから危険性は少ないはずだ、とユウは自分に言い聞かせた。 的は何にしようか……日当たりが悪くなり切った切り株に、幼少期に着ていた服を被せた。ボロボロだが、魔法で洗浄できるか試すにはちょうどいい。「わっ。それ……欲しいなぁ……ユウ兄ぃ! わたし、それ着る!」後ろから突然声を掛けられた。ユナの声は弾んでおり、その瞳は服に釘付けになっている。 いや、魔法の練習をさせてくれ……。攻撃魔法じゃないからボロボロに引き裂いたり、燃やしたりしないし、とユウは心の中で思った。「攻撃魔法じゃないから安心しろって。練習が終わったら、好きにしてくれなー」ユウはそう言って、ユナを安心させようとした。「うん! わかったぁ。ありがとーユウ兄ぃ♪ ねぇねぇ……それ、ユウ兄ぃが着ていた服?」ユナは身を乗り出すようにして、キラキラと目を輝かせながら聞いてきた。その視線は、服というより、それを着ていたユウ本人に強い関心があることを示しているかのようだった。「あぁ、そうだけど