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第 399 話

Author: スイカのキノコ
寛人は部屋に入って、真っ先に靴を脱いで自分の足を見た。「お前、本当にひどいな。足の指が潰れてるじゃないか!」

尚吾は冷淡な顔で彼を見て、何も話さなかった。

「嫉妬するくせに、また彼女に嫌がらせをする。お前ってどうしてそんなに矛盾してるんだ?」寛人は自分の足を抱え、端正な顔には困惑が満ちていた。

尚吾はソファに座り、窓の外を黙って見ていた。まるで憂鬱な美男子のようだった。

寛人はしばらく見ていたが、突然プッと吹き出した。

「病気か?」尚吾は眉をひそめて彼を見た。

寛人は笑いをこらえきれなかった。「病気はお前だ。恋煩いだ。俺には理解できないな。彼女でなければダメなのか?わざわざ首都まで山登りに来る
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