Daddy's little princess

Daddy's little princess

last updateLast Updated : 2026-05-03
By:  Crystal penCompleted
Language: English
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Trigger warnings: 18+, contains BDSM, hardcore sex, Sub and mature content. "Crawl over, Claire. Crawl over, and get what you want, that is the least you can do for how hard I intend to fuck you.” ******************** Just like everyone else who ends up in college with their curiosity spiking up the ceiling, Claire's was no different from them. A text confirming her boyfriend was at a fraternity party making out had her racing out, until she met the one person she would have never expected to cross paths with. Under the influence of aphrodisiac, she had given herself to him, with no recollection of who he is or where he was from until fate brought them together. With her working in his startup firm as an assistant, and his claws deep in her, Jerald wasn't ready to let her go, and she wasn't ready to do so as well, not even when she found out he was her boyfriend's elder brother. He made her feel things she hadn't felt before, and touches her in places she wouldn't have expected was possible, what awaits them when it seems their luck had run out? And the world suddenly seems to be against them?

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Chapter 1

Getting this done.

卒業旅行で、私たち三人はオーロラを見るためにアイスランドを訪れていた。

吹きすさぶ強風に、親友の中島愛美(なかじま まなみ)のマフラーが奪われた。私の彼氏、梅田真(うめだ しん)はとっさに自分のマフラーを外すと、彼女の首元を包み込むようにしっかりと巻きつけた。それから振り返って、私に言った。

「なあ、愛美のマフラー拾ってきてくれ。あいつの一番のお気に入りなんだ」

凍てつく風の中を、私は懸命に追いかけた。ようやくマフラーを手にして顔を上げた時には、オーロラはすでに空から消え、ふたりの姿もどこにもなかった。

届いたメッセージは、たった一言。

【遅すぎ。愛美が寒がってたから、先に戻ってる】

異国の道端に立ち尽くし、車を待つこと6時間。20台以上の車に手を振り、ようやく1台が止まって乗せてくれた。

ホテルに帰り着いた頃には、もう深夜を回っていた。

体の芯まで凍えきった私の目に映ったのは、1枚の毛布にくるまって身を寄せ合いながら、今日撮った写真を見せ合って笑うふたりの姿だった。

写真のこと、オーロラのこと――弾む会話は、私が決して入り込めないものだった。

真は私に気づくと、わずかに眉をひそめて言った。

「遅かったな。お湯、用意しておいたから。ちゃんと温まってきなよ」

コップに触れると、中のお湯はとっくに冷めきっていた。

ずっと胸の奥に押し込めていた疲れが、堰を切ったようにあふれ出す。

もう、いいや。

帰りの便を一番早い便に変更し、予約していたホテルもキャンセルした。

手の届かないオーロラなら、もう追いかけなくていい。

……

冷めきったお湯の入ったコップをそっと置き、マフラーをハンガーにかける。指先までひどく凍えていた。

愛美が布団から顔を出して、私の手を握った。

「うわ、冷たっ!」

彼女は両手で私の手を包み込むと、温めるように何度もこすってくれる。それから顔を横に向けて、少し咎めるような視線を真に向けた。

「ねえ真、私、綾華ちゃんを待とうって言ったのに。真ってば急かすんだもん」

真は両手を挙げた。

「はいはい、わがまま姫様。俺が悪うございました」

そう言いながら愛美をベッドに押し戻し、丁寧に布団をかけ直してやる。

「お前は体弱いんだから、寒いの分かってるだろ。他人の心配をしてる場合か」

バスタオルが一枚、こちらに投げつけられた。

「冷えたなら、さっさとシャワーでも浴びてこい。愛美にまで世話焼かせる気か?」

タオルが頭からばさりとかぶさった。かじかんだ腕は、とっさに動かなかった。

私・宇佐美綾華(うさみ あやか)はゆっくりとタオルを外し、黙って浴室へと向かった。

熱いシャワーを浴びて、ようやく体に血が通う感覚がした。下腹部が、じくじくと痛む。

真とは、幼なじみだ。物心つく前からの付き合い。

愛美は、大学時代、同じゼミだった。

ふたりが親しくなったのは、私がきっかけだった。写真という共通の趣味を通して、あっという間に意気投合したのだ。

普段は口数の少ないふたりなのに、顔を合わせると会話が止まらない。

私も不器用ながら、その輪に入ろうとしたことがある。

けれど私が口を開けば、決まってふたりは顔を見合わせて笑うだけだった。

「ほんと、何も知らないんだ」

風呂から上がると、部屋の明かりはもう消えていた。ふたりはすでに眠っている。

手探りでベッドの端に触れ、横になった、そのとき。

真の大きな腕が、私の体に回されてきた。

そしてそのまま――まるで狙ったように、下腹部の上に重なる。

「今日、生理だろ。温めてやるよ」

振りほどこうとしたが、ふと手を止めた。

彼の掌から伝わってくる熱を、貪るように受け止めてしまう。

出会ってから15年。物心ついた時には、すでに彼の背中を追いかけていた。

真は昔から、どこか他の子どもとは違っていた。団地のガキ大将だった彼の後ろを、私はただの子分のようにくっついて回るだけだった。

5年前、ようやく勇気を振り絞って告白した。まさか受け入れてくれるとは思わなかった。

周りからは不釣り合いだと言われた。それでも彼は、私を大切にしてくれた。

生理の周期を、いつも覚えていてくれた。

私が極端な寒がりだから、いつも鞄にもう1枚上着を忍ばせておいてくれた。

なのに――愛美が現れてから、その上着が私の肩にかかることは、二度となかった。

ひと晩ずっと堪えていた涙が、とうとう音もなくこぼれ落ちる。

何かを感じ取ったのか、真は私を抱き寄せて、こちらを向かせた。

「どうした?妬いてんのか?愛美は体が弱いからさ。お前の言う通り、少し気にかけてただけ。心配かけたくなくて。もういいから、騒ぐなよ。愛美は朝が早いんだ。俺たちが寝坊したら、待たせるだろ」

喉の奥に、冷たく濡れた綿を詰め込まれたような息苦しさを覚えた。

かすれた声で、「……分かった」とだけ返す。

やがて規則正しい寝息が聞こえてくる。私だけが、目を開けたまま眠れずにいた。

4年前、真は私に約束してくれた。オーロラの下でプロポーズすると。

きっともう、忘れているのだろう。

そして今、奇跡のオーロラは確かに現れた。だけどその下で彼の隣にいるのは、私じゃなかった。

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