Love Spell On Alpha

Love Spell On Alpha

last updateLast Updated : 2022-04-29
By:  Nyx RaiCompleted
Language: English
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Billinaire, playboy, and a supreme poker, Erebus had a perfect life at hand, but his trouble never stops, because the fancy life was just a cover of his true identity -- the Alpha of the City's underground Werewolf kingdom. Knowing full well that Perses -- once his friend, his brother and his beta wanted his life, Erebus went right into another of Perses's death traps, only to came out with a bigger trouble: he mated a little witch.

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Chapter 1

001 Playtime Is Over

「未登録の指紋です」

赤いランプがまた点滅した。

もう一度、親指をセンサーに当ててみたけれど、結果は変わらなかった。

昌也が都心の高級マンションの最上階を買ったのは、1か月前のことだった。結婚後は、ここが私たちの家になるはずだった。翌日の引っ越し祝いのパーティーに備えて、彼の友人たちが何人か、準備の手伝いに来ていた。

それなのに、私は玄関の鍵すら開けられない。

隣にいた流佳(るか)が笑った。

「もう諦めなよ、珠理。友加里の指紋なら、とっくに登録されてるぞ」

廊下には、グラスを手にした昌也の昔なじみの友人たちが立っていた。全員が私を見ている。

「昌也と賭けをしたんだ」と流佳が言った。

「このことを知ったら、君がキレるかってさ」

別の誰かが口を挟んだ。

「そういえば最近、珠理がようやく物分りが良くなったって、昌也は言ってたっけ。今夜、騒がなければ明日には珠理の指紋も登録するし、結婚式も予定どおりだって」

私は開いたドアの向こうに目をやった。

昌也はウイスキーのグラスを片手に、バーカウンターにもたれていた。ここで交わされている会話は、一言残らず聞こえているはずだ。それでも、友人たちを止めようとはしなかった。

その近くには、新居のクローゼットにあったシャツを着た友加里が立っていた。

私の視線に気づくと、彼女はにこりと笑った。

「準備をしているときに、ブラウスにワインをこぼしてしまったんです。長塚さんが、クローゼットにあるものに着替えていいって言ってくれたので......」

3日前の私なら、とっくに彼に詰め寄っていただろう。

けれど今は、ただセンサーから手を離した。

「そう。もういいわ」

ようやく、昌也がこちらへ歩いてきた。

「何がだ」

「私の指紋を登録することよ」

バッグを肩にかける。

「もう勝手にして」

流佳がにやにやしながら言った。

「帰るのか?騒がずに帰ったら、昌也の勝ちだぞ」

私は足を止めた。

「何を賭けたの?」

「友加里が君より先に出入りできるようになったと知ったら、君がキレるって俺は言ったんだ。で、昌也はもう騒がないって。君はもうわかったはずだって」

だから、みんな私を見ていたのか。

私がどう反応するかを待っていたのだ。

昌也を見ると、彼は至って平然としていた。私たちの関係を友人たちの面白半分の話題にすることに、何の問題も感じていないようだった。

「それなら、おめでとう」

私はエレベーターへ向かった。

昌也が追いつき、私の手首をつかむ。

「どこへ行く」

「帰るの」

「指紋は明日、登録すると言っただろ」

彼は声を低くした。

「気を引きたいからって、わざと追わせるような真似をするな」

私は彼の手を振りほどいた。

「追いかけなくて結構よ」

彼の表情が険しくなる。

「また結婚式を持ち出して俺を脅すなよ」

私の弱いところを、彼はよく知っていた。

「お前、ずっと俺と結婚したかったんだろ」

以前なら、その一言で私は折れていた。

5年前、昌也がまだ長塚財閥の社長になる前、私たちは狭いアパートで一緒に暮らしていた。冬のある夜、海辺の遊園地で、彼は2000円を使って安物の茶色いクマのぬいぐるみを取ってくれた。

そして、かじかんだ私の両手を自分のコートの中に包み込み、いつか誰にも追い出されない家をあげると約束してくれた。

私は、その言葉を信じた。

その家は今、私の背後にある。私より先に、友加里が自由に出入りできるようになった家が。

私は昌也の目をまっすぐに見た。

「わかった」

彼が眉をひそめる。

「何が?」

「結婚はやめましょう」

エレベーターのドアが閉まり始めた。

流佳が一歩、前に出る。

「昌也、追いかけたほうが――」

「放っておけ」

昌也は冷ややかに笑った。

「あいつに行く当てなんかない。今日中には電話してくるさ」

ドアが閉まった。

私は振り返らなかった。

5年間、二人で暮らしたマンションに戻る頃には、外はすっかり暗くなっていた。

黒いごみ袋を取り出し、部屋の中を片づけ始めた。おそろいのマグカップ、写真立てに飾った写真、旅先で買った思い出の品。一つずつ、袋の中へ放り込んでいく。

スマホの画面が光った。

【もういい加減にしろ】

続けて、もう一通届く。

【明日登録してやるって言っただろ】

私は二通とも読んで、返信せずに彼の連絡先を削除した。

この数か月、昌也は私に思い知らせてきた。彼を愛するということは、どれほど傷ついても飲み込み、自分の感覚を疑い、彼が一線を越えても黙っていることなのだと。

ようやくわかった。彼がどれほど私を愛していようと、私の幸せよりも、私が従うことのほうが大切なのだ。

だから私は、自分のすべてを失い、彼の望みどおりに振る舞うだけの女になる前に、彼のもとを去ることを選んだ。

彼に何も言わなくなったのは、もう変わってくれるのを期待していなかったからだ。

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Nyx Rai
Nyx Rai
thanks so much for your support guys! let me know.if you have any thoughts
2021-11-10 00:05:48
3
0
Irene Cleary Haslett
Irene Cleary Haslett
loved this book id definitely be interested in the story of Erebus and kitty happy life together even kids to them in the story .I love those two so plz a continuation of them and their family🙏🙏🙏🙏
2021-06-13 17:58:22
2
1
Nyx Rai
Nyx Rai
PS, You can look up Stolen Heart Of The Dragon Prince if you want more of Kitty and Erebus's story~ See you there!
2021-06-12 12:33:27
4
0
Nyx Rai
Nyx Rai
Hi guys, thank you for all your support throughout my journey. This book is finished, but their story is not. I have enjoyed your company, and thanks again~
2021-06-12 12:33:19
2
0
Nyx Rai
Nyx Rai
Prepared the best break up party for you guys~ (fake break up :P
2021-04-21 21:36:11
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