The Compound (The Compound series book1)

The Compound (The Compound series book1)

last updateLast Updated : 2021-12-06
By:  L.M.NokesOngoing
Language: English
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Synopsis

In a post apocalyptic world, where staying alive is an impossibility, home is in the Compound, surrounded by prison cells and strangers that are family. Keeping them safe is my priority but its hard to keep my focus when she wont leave me alone. Shes too young, too innocent to be tainted by me and yet I cant keep my eyes off of her. Things get really difficult the day we return from our latest mission, and now its impossible to ignore her, but I have to keep her alive if I want any chance of corrupting her.

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Chapter 1

Chapter 1

私の名前は、藤森紗弥(ふじもり さや)。

婚約者の明智修司(あけち しゅうじ)はまた浮気をした。今度の相手もまた私の身代わり・大橋春菜(おおはし はるな)だった。

私は彼の好みに合わせて、か弱くて清楚な女らしく見えるように着飾り、なんとか引き止めようとした。

けれど修司は、自分の手で私のメイクを落としながら言った。

「いい子だ。でも、こういうのはお前には似合わない」

そのうえ――

「ほかの女なんて、ただの気まぐれだ。将来、妻になるのはお前だけだ」

そんな約束まで口にした。

修司の許しを得て、春菜は私の代わりに表彰台に立ち、私が受け取るはずだった賞まで手にするようになり、やがて彼の隣で一族の集まりにまで顔を出すようになった。

挙式のリハーサルの最中でさえ、修司のイヤホンから流れていたのは、彼と春菜が二人で作ったプレイリストだった。

眉をひそめたまま動かない私を見て、修司は苛立ったように言った。

「わざわざ取締役会までずらして来てやったのに、まともに集中することもできないのか?

そんなに嫌なら、春菜に代わってもらえばいい」

そのときの私は――もう、自分のために言い争うことすらしなかった。

ただ淡々と「……いいよ」と答えた。

その瞬間、スマホが震える。

海外にいる――昔から何かと張り合ってきた七瀬蓮也(ななせ れんや)からだった。

【紗弥。あのときの縁談、どうして俺を選ばなかった?】

……

「紗弥、俺の時間は貴重なんだ」

修司は、私が上の空でいることを責めるような目を向けてきた。けれどその視線は、最初から最後まで隣に立つ春菜に向けられたままだった。

春菜は、父が幼い私を守るために用意した身代わりだった。

ずっと影のように私のそばにいて――いざというときは、私の代わりに危険を引き受けるための存在として育てられた。

……なのに。

急に、何もかもが馬鹿らしくなった。

「じゃあ、その子にやってもらえばいい」

私はベールを外し、そのまま背を向けて立ち去ろうとした。

けれど修司が呼び止めた。

「紗弥。そのドレスを脱いで春菜に渡してやれ」

その冷たい目を見た瞬間、ただ馬鹿らしいと思った。

ここには百人近く人がいるのに、その前で私にドレスを脱げと言うのだ。

「……今、ここで?」

「そうだ」

修司は白紙小切手を叩きつけるように私の前へ差し出した。

「好きな額を書け」

その瞬間、胸の奥に残っていた執着が、すっと消えた。

私が動かないのを見て、修司は鼻で笑う。

「今までずっと俺の金で実家の会社の穴埋めをしてきたんだろ。今さら何を気取ってる?」

何十年も一緒にいたのに――最後に残ったのは、疑いと悪意だけだった。

その一方で春菜は、うつむいたまま何度も手を振る。

「だめです、そんな……私なんかが、こんな素敵なドレスを着るなんて。

お嬢様が、きっとお怒りになります」

その一言で修司は、今季の最新オートクチュールドレスまで迷いなく春菜に差し出した。

「俺がいいと言ったらいいんだ。俺には、お前が紗弥に劣って見えたことなんて一度もない。

あいつが怒りたいなら勝手に怒ってればいい。毎日まるで、俺に何かされたみたいな顔ばっかりしてさ」

その言葉は、修司の握るマイクを通して会場の隅々まで響き渡った。

今日はただのリハーサルのはずなのに、同じ社交界の人間が大勢、見物半分で招かれていた。

誰もが思わず私に視線を向けていた。

かつて夕凪市でいちばん誇り高いと噂された令嬢が――金のために頭を下げるのか、それを見届けたかったのだ。

逆らったところで、父の会社の損失が増えるだけだと分かっている。

借金も、さらに膨らむだけ。

最悪なのは――海外で療養している父の治療費すら払えなくなること。

この前、仕事のもめ事で春菜は、私に飛んできたコーヒーを代わりに浴びた。

それだけで修司は会社の運転資金をすべて引き上げ、私が二か月かけてようやくまとめかけていた契約を白紙にした。

父はそのせいで倒れ、そのまま入院した。

修司は分かっている。

私には最初から、逆らう余地なんてないことを。

私がためらいもなくファスナーに手をかけるのを見て、修司は苛立ったように近くにあったブーケを私に投げつけた。

「もういい!

紗弥、お前がここまで情けない女だとは思わなかった」

薔薇の棘が肌をかすめ、細い傷から血がにじむ。

私はしゃがみ込み、小切手を拾い上げた。

昔、彼を救ったことへの――遅すぎる見返りだと思うことにした。

私たちの関係を、お金で換算するようなことはしたくないから。

これで本当に、私たちはもう何の貸し借りもない。

扉の近くまで来たところで、春菜の少し弾んだ声が背中に届いた。

「修司様、それは……私なんかがつけていいものじゃありません」
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reviewsMore

claudianovena
claudianovena
nice story ! do u have any inquiries that i can keep in touch with you ? I have sth to discuss about the book
2022-03-31 18:20:27
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dmdaniel07
dmdaniel07
This story pulls you in quickly. I like the characters and their personalities seem to come out in the writing. A couple of mistakes here and there nothing major. Wish there were quicker updates but the story keeps you intrigued.
2022-02-19 07:33:44
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Angelica Hernandez Lux
Angelica Hernandez Lux
So far it’s amazing just needs to be updated.
2022-01-29 03:47:12
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Christine Owings
Christine Owings
when is the next update.
2021-12-16 13:40:18
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Angelica Hernandez Lux
Angelica Hernandez Lux
Good book ... needs to update ...
2021-12-04 01:47:11
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