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昼休みが終わる直前になって、先にノートを貸していた箱崎が済まなそうな顔で僕の傍にやって来た。
「黒瀬、ノート助かったよ。今日は彼女と遊ぶ約束してたから」
「ということは、部活をサボる気だな?兄貴に言いつけてやろーっと」
ノートを受け取りながらふざけ半分で脅した途端に、箱崎は両手を合わせて拝むポーズをとる。
「頼むから黙っててくれって。今日は彼女の誕生日でさ、どうしても長く一緒にいてあげたくて」
「はいはい、惚気けるのはそれくらいでストップ。見逃してやるよ」
「ノートからなにからサンキューな。さすがは黒瀬先輩の弟!」
「褒めてもこれ以上なにもしないし。同じ彼女持ちでも、兄貴は部活をサボらないんだから偉いと思う」
あえて話題に兄貴を出してふたりを比べる発言をすると、箱崎は顎に手を当てて難しい表情を浮かべた。
「箱崎なんだよ、納得いかない顔してさ」
「黒瀬先輩、どうしてあの女子と付き合ったんだろうなと思って」
ノートを貸したときには聞けなかったことを口にしてくれたので、嬉しさをひた隠しつつ、声をひそめて訊ねてみる。
「あの女子っていう言い方、なにかあるのか?」
「隣のクラスの女子だし、俺はまったく接点はないんだけど、俺の彼女がさ――」
5時限目の予鈴が鳴るまでの短い間だったが、箱崎からもたらされた情報によって、とても有意義な時間を過ごすことができた。
兄貴を堕とすための決定的な証拠を集めるだけで、楽しくてならない――。
*** 一緒にお昼を食べようと、僕から進んでその人物を誘ったら、ソイツは二つ返事でOKした。晴れ渡る空が見える屋上に向かって階段を昇る僕の隣で、笑いながらついてくる。お弁当を食べ終えたらはじまる、僕からの糾弾を知らずに――。「黒瀬とこんなふうにふたりでお昼を食べるのって、久しぶりになるかもな」「そうだね。いつもだったらギルドメンバーで顔を突き合わせながら、ゲームの話をしているし」「アイツら、黒瀬と話したそうにしてたのにいいのか?」「毎晩ゲームでチャットしてるのに、わざわざ学校でしなくてもいいと思うよ」 日の当たる場所に設置されているベンチに座ると、ほのかな暖かさを感じた。そんな和やかな雰囲気の中で、互いの弁当に舌鼓を打つ。今日のテストで頑張れるようにと、お母さんが僕のために大きなハンバーグを作って、弁当箱のど真ん中に入れてくれた。「あのさ黒瀬……えっと」 箸を使ってハンバーグを半分にぶった切り、口に突っ込んだ瞬間に話しかけてきた。「んぅ? なあに?」 緊張感を孕んだ声が耳に聞こえたが、なにも知りませんというふうを装い、ハンバーグを咀嚼しながら返事した。「どうして俺だけ誘って、一緒に弁当を食べようって思ったのかと……」「ん~、ふたりきりっていうのも、たまにはよくないかと思って誘ったんだ。箱崎には、いろいろお世話になってるしね」「そんなに世話してるつもりないけど……」「本人にその自覚がないってところが、箱崎らしいというべきなのかも。はじめて逢ったときのことを思い出すよ。こうやってふたりきりで話をしてるとさ」 弁当に入っている人参のグラッセに口をつけつつ、青空を眺めた。 箱崎と出逢ったのは、こんなふうに青空が眩しく見えた4月の入学式だった。お互い席が離れていたけれど、クラスでおこなった自己紹介で、中学時代にバレー部だったと言った箱崎に興味を抱き、休み時間に僕から話しかけた。『箱崎って、高校でもバレーをやるつもりなのかな?』 出逢い頭、いきなり部活のことについて問いかけた僕を、箱崎はアホ面よろしくぽかんとした顔で見つめる。ひとことも発しない箱崎に、僕はしまったと思った。自分の名前を名乗らずに馴れなれしく話しかけたことを、もしかしたら怒ってるかもしれないって。
*** 若林先輩にきちんと報酬を渡すため、昨夜LINEで打ち合わせした。 次の日の中休みに、同じフロアにある教材室で待っていると、廊下を走る靴音がどんどん近づいてくる。慌ただしいその音に呆れて、苦笑いを浮かべたタイミングで、勢いよく扉が開かれた。「お疲れ様、若林先輩」「辰之くん、黒瀬と両想いおめでと。報酬、本当にいいのかよ?」 息を切らしながら扉を閉めて僕に近づく若林先輩に、会心の笑顔をみせた。「当たり前でしょ。若林先輩の説得のお蔭で、僕らは両想いになれたんだし。でも全部はあげられません、時間がちょっとね」「それって、どこまで――」 生唾を飲んで僕に手を伸ばした若林先輩に、スマホにつながっているイヤホンを押しつけた。「実際に聞いてみてよ。僕の喘ぎ声がすべてを語ってる」 弾んだ声の説明を聞くなり、慌てて両耳にイヤホンを装着し、音が聞こえるのを待つ若林先輩の顔が、すっごく面白い。再生ボタンをタップしてそれを聞かせた瞬間に真っ赤に頬を染めて、恥ずかしそうに口元を押さえた。「す、すげぇ…黒瀬のヤツご褒美とか言って、ちゃっかり辰之くんにむしゃぶりついて」 あのとき兄貴にされてることをわざわざ実況したのは、このためだった。ブレザーのポケットに忍ばせたスマホから録音した。 以前音楽室での行為を録音したことにより、若林先輩がそっち系に目覚めたのがわかったので、あえて今回の報酬にしてやった。「辰之くん、俺とシたときよりも感じてるだろ。声がマジで可愛いしエロい!」 ただし、報酬は兄貴にフェラされてるところまで。今後なにかあったときの報酬として、残りの声をストックしておこうと中途半端にブチ切った。「辰之くん、俺と」「絶対にしないよ。最初からそういう約束だし、もし手を出したら音楽室の音声を公表して、若林先輩の将来にキズを――」「ごめんごめん、冗談だよ……。おっかない顔で怖いこと言わないでくれ」 睨みながらぴしゃりと言い放った僕に、若林先輩はわざとらしく怯えた顔をして、教材室の隅っこに逃げる。距離をとってくれたことで、自動的に己の身の安全が確保された。「若林先輩、LINEに音声を送っておくね。コレの続きはあるんだけど、僕になにか問題があって、助けてほしいときにプレゼントするから」「わかった。必ず手を貸すから、遠慮なく言ってくれ」 こうして、もしも
兄貴の顔が近づいてくることでキスされるのを察し、慌てて瞳を閉じた。押しつけられる唇は、軽く触れただけで終わったけれど、僕から強引にキスをしかける。「ん、うっっ!」 鼻にかかる兄貴の甘い声を、もっと聞いていたい。「たっ辰之、もっ…やめっ」「やめたくないよ、兄貴を僕の虜にしたい。僕だけを見て、好きでいて。ずっと傍にいて、お願い……」 兄貴は無頓着なところがある。自分がどれだけイケメンでモテるか、さっぱりわかっていないこと。隣でそれを垣間見る僕の複雑な気持ちなんて、全然わからないだろうな。「俺は辰之をずっと好きでいるよ。こうしているのも、抱く以外におまえを感じることができるのを、いろいろ模索しているからなんだぞ」「模索するのはいいけど、ほどほどにしないと、僕の欲求不満が爆発するかもしれない」「アハハ……。部室では俺が爆発しちゃったもんな。躰、大丈夫か? 辰之が気を失ったときは、肝が冷えまくった。ヤりすぎたってさ」 僕がクスクス笑いながら本音をぶつけると、兄貴は困ったように頭をかいて微笑んだ。和やかな雰囲気にのせて、あのときのことをさらに突っ込んで問いかける。「気持ちよかった?」「ん~、潮吹きしてるときより、イったときのほうが好きかも。締めつけ方が微妙に違うんだ」「まだ一緒にイったことないよね」「俺としては、大好きな辰之をイカせることに全力だから。イく瞬間の顔、すっごく可愛いんだ。ずっと見ていたいと思うくらいに」 耳元で告げられたセリフの返事をしようとしたら、抱きしめる兄貴の両腕が痛いくらいに僕を締めつけながら、顔がぎゅっと押しつけられた。なんていうか小さな子が抱っこしている、ぬいぐるみになった気分。「兄貴ってば……」 以前の僕ならこんな愛情表現よりも、肉体関係を伴うものを欲していた。兄貴とヤりたくて堪らない気持ちのほうが強かったはずなのに、こうして甘やかされていると、それもアリだなと思えるように変化しつつある。「辰之大好き」 この幸せを守るために、僕は行動しなければならない。まずは今回のことで協力してくれた若林先輩に報酬を与える。そしてもうひとつ――。「僕も宏斗兄さんが大好きだよ」 兄貴を狙っているであろうとある人物に釘を刺すことを、抱擁されながらしっかりと考えたのだった。
照れを含んだ兄貴の声が、心地よく耳に聞こえた。「兄貴ってば僕との距離感がわからなくなって、お手上げ状態になってるでしょ?」 気持ちが弾んでいることがわかる僕の言葉に、兄貴は面白くなさそうな表情をする。「そういうおまえは、随分と余裕があるみたいだな」「だって僕はずっと、兄貴に恋愛感情を抱いていたし。むしろ今のこの状況を、結構楽しんでいるよ」 後ろからハグする兄貴の体温が背中に伝わってきて、眠たくなってしまう。さっきまでエッチなことがしたかったはずなのに不思議だ。「楽しんでるって、俺の困ってる様子を見て、腹の中で笑ってるのか……」「笑ってなんていないよ。すべてが愛おしくて、幸せを噛みしめてる」「辰之――」 逸らされたままでいた兄貴の視線が、ゆっくり僕を直視する。絡み合う視線を嬉しく思って、口角をあげながら話しかけた。「どこか無理だと思ってた。兄弟以上の関係になれないって。だけど兄貴に彼女ができたことを知って、絶対に諦めたくない気持ちに火がついたんだ」 僕を抱きしめる兄貴の大きな手の上に、自分の小さな手を重ねた。出逢った頃と変わらない互いの手の大きさの違いに、懐かしさをほんのり覚える。「俺は辰之に襲われて、信じられない気持ちでいっぱいになった。こんなこと異常だって頑なに否定したんだけどさ。おまえが若林先輩と付き合うって聞いた瞬間から、胸の中に表現しがたいモヤモヤが表れて」「そんなことがあったんだ」 僕の隣にはいつも兄貴がいた。その状況を一変させるなにかがあれば、兄貴の心に変化が生まれると見越した、僕の作戦勝ちといったところだろう。 凝視する僕の視線を受け続けた兄貴は微笑みを消し去り、意を決したような面持ちで口を開く。「若林先輩に俺の考えがおかしいと指摘されてから、それまでの見方をリセットして改めて考え直してみた。弟じゃなくひとりの男として、辰之をどう想うかってさ」「兄貴……」「辰之が俺に視線を合わせないだけで、不安に苛まれたこともあって、それがきっかけになって、いろんなことを思い出したよ。そしたら愛しく想う心と好きだっていう気持ちだけが、綺麗に抽出された」
「辰之がシたい気持ちはわかるけど……」 この間のことを思い出しながら問題を解いていたら、不意に兄貴が喋りだした。その声は元気がなく、話の続きをどこか言いにくそうにしたまま口を噤んだ。 気まずい雰囲気が部屋の中に充満するのを感じたので、シャーペンをノートの上に置き、振り返って背後にいる兄貴に視線を送る。兄貴の目線は僕にはなく、横を向いて頬を赤く染めた状態だった。(なんだか、兄貴と出逢ったあとのことを思い出すな――) 小学6年の兄貴の見た目は、僕よりもうんと大人に見えたのに、たったひとつしか違わない僕の扱いに困ったのか、幼い子どものようにされた。なにかあってもなくても頭を撫でたり、どこかに出かけたときは必ず手を繋いで、迷子にならないように気を遣ったり――。 兄貴はバレーボールの少年団のクラブに入っているから、年下のコとも当然交流しているはずなのにと、当時はひどく困惑した。 僕に対する扱いのすべてがとても恥ずかしかったけれど、兄として一生懸命に尽くしてくれる宏斗兄さんの姿を見ているうちに、無条件に好きになってしまった。『俺は辰之の兄として、仲良くしていきたい! だけど迷惑なことがあったら、遠慮せずにちゃんと言ってくれよな。辰之に嫌われたくないし』 頭を掻きながら無邪気に笑う小学生の兄貴と、今の兄貴の顔がたぶって見えた。「兄貴……」 子ども扱いされたくなかったゆえに、僕は宏斗兄さんを兄貴と呼ぶようになり、出かけたときは並んで歩くことを推奨させ、手を繋ぐ行為をやめさせた。「辰之、そんな目で見るなよ……」 兄貴は顔を背けた状態を維持しながら、横目で僕の顔を見下ろす。頬だけじゃなく、耳朶まで真っ赤になっているのが確認できた。「そんな目?」「好きがいっぱいっていうか、そんなふうに見つめられるとすっごく困る」 困ると言ってるのに、兄貴の両腕は僕の躰をぎゅっと抱きしめた。必然的に距離が近くなったお蔭で、兄貴のシャープな頬にキスを落とすことができた。「辰之っ!」
熱いシャワーが頭から降り注ぐ中、兄貴にバックで執拗に犯され続けていた。全身がびしょ濡れで水音はほとんど聞こえないのに、兄貴の低く掠れた声だけが、耳の奥に直接響いて僕を狂わせる。 部室で繋がって以来、兄貴は今まで隠していた欲望を全部さらけ出すようになった。「辰之……お前が好きだ……あぁっ、もう出るっ……!」 最奥をぐりっと抉るような深いピストン。兄貴の太い亀頭が、僕の敏感な前立腺を容赦なく突き上げるたび、脳みそがとろけて思考が溶けていく。 熱い精液が勢いよく僕の奥にぶちまけられた瞬間も、兄貴は腰を止めるどころか、さらに激しく動き続けた。どくどくっと注がれる精液を掻き回されながら、僕は限界を超えた快感に襲われる。「ああァっ!!!♡♡ やっ……な、んんん゛っ……なんかァ……くる゛っ、くる、きちゃうッ……!」 壁に手をついたまま、僕の肉棒がびゅっ、びゅるるっと透明な潮を勢いよく噴き出した。シャワーの床に飛び散るのを、兄貴の手がすぐに掴んでごしごしと激しく扱き始める。「ああぁっ♡ んんん……っ! もうやだ……出ないってば……イッたのに……っ!」 『ヒクヒク締め付けてきて……すっごく気持ちいいぞ、辰之……』 兄貴の声が低く艶めいて耳に落ちる。『また潮吹き見せて。繋がったままで、どんなふうに噴くのか……俺に見せてくれ』(兄貴……探究心強すぎ……こんなことされたら、本当に狂っちゃうよ……)「らめぇ……っ! やめ、あ゛ぁっ♡ おかしく……なる゛ッ……!」 膝がガクガクと崩れ落ちそうになり、僕は兄貴の上半身に体重を預けた。すると顔面に直接シャワーの熱い湯が降り注ぎ、息が苦しくなる。兄貴はすぐにシャワーを止めてくれたが、代わりに後ろから僕の顔を強引にねじ向け、呼吸を奪うような深いキスを浴びせてきた。「ンンっ……! ぁ、兄貴ぃっ……好き……好きだからぁ……」 『俺も辰之が好きだ。もう誰にも触れさせない……お前は俺だけのものだ』 低く独占欲に満ちた声。兄貴の手が僕の胸に回り、乳首を痛いくらいに摘まんで捻り上げる。同時に腰が再び激しく動き出し、結合部からぐちゅぐちゅと淫らな水音がシャワールームに響き渡った。 前立腺を抉る肉棒、乳首を責める指、そして貪るようなキス——三点同時の責めに、僕は完全にメスイキさせられた。「あ゛ぁああっ……!! い、いく……またい
*** 部活を終えた兄貴と馬鹿女が向かった先は、市立図書館の自習室だった。 図書館の奥にある自習室が見渡せる本棚の隙間に、うまい具合に体を隠し、ふたりの様子をじっくりと窺う。他にも来館している客がいるので、派手な行動をするとは思えないけれど、相手はあの馬鹿女。油断するわけにはいかない。 兄貴は馬鹿女の横で楽しそうにノートを指さしつつ、ささやき声でなにかを話しかける。僕に向けてくれるのとはあきらかに違う笑みに、胸の奥が軋むように痛んだ。(クソっ、あんな女にそんな笑顔で話しかけるなよ……) どうにも見ていられなくなり、本棚に背中を預けて天井を仰ぎ見た。奥歯をぎゅっと噛みしめながら、持っ
*** 兄貴が部活を終えるまでの時間を使って、この間女子トイレに仕掛けた盗聴器の中身を確認すべく、目立たないであろう図書室の隅の席で聞いていた。(前々回と前回は空振りに終わったけど、今回はどうだろう……) 期待を胸にイヤホンから流れる女子の会話を耳にしつつ、机の上に広げたノートにその内容を端的に書き記した。僕の姿を傍から見る分には、熱心に勉強しているように見えるだろうな。 いろんな女子からもたらされる噂話や愚痴を聞いている最中に、衝撃的とも言える話は突如はじまった。 早口でまくしたてる甲高い声に反応し、相槌する者は僅かだったが、信じられない内容にめまいがしてきた。どうにもメモする気
***『お母さん、今日遅くなる。友達と勉強することになった』 帰りが遅くなってもいいネタを、昼休みになってから義母宛にLINEを送った。兄貴の頭の中では今朝僕の行動を耳にしているおかげで、いつもどおりの時間に帰宅していることになっている。だからこそ慎重に兄貴のあとをつけて、絶対に見つからないようにしなければならない。(兄貴は部活が終わったあとに、友達と勉強会の予定。だけどそこは友達じゃなくて、彼女の可能性が高い。学校の図書室はすでに閉まっているから、市立図書館の自習室で勉強をするのか。あるいは――) こうして頭の中を兄貴でいっぱいにするこの時間が、結構好きだったりする。僕と一緒にいな
内なる苛立ちがバレないように、奥歯をぎゅっと噛みしめながら自室に移動した。素早く鞄を手にして、リビングを背にしたまま声をかける。「行ってきます」 僕のかけ声を合図に義母が椅子から立ち上がり、慌てて追いかけてきた。「辰之、忘れ物はない?」「ないよ。帰りは、いつもどおりになると思う」 しゃがんで靴を履いていたら、いつの間にか兄貴が傍にいた。振り返って目を合わせた瞬間に、後頭部を撫でられる。「寝癖くらい直さないと、彼女できないぞ」 兄貴に指摘されたことが恥ずかしくなり、その手を容赦