Teilen

第29話

last update Zuletzt aktualisiert: 16.02.2026 07:10:15

 俺はじっくりと腰を据えて義足の制作を見るつもりだった。しかし、ドワーフのスキルで関節部のドラゴンの爪の加工やら脱皮の皮を義足の芯にするという話やら、あっという間にできてしまった。……俺、スキルないから無理じゃん。

 太ももの肉感とかはゴムを使うらしい。その加工が難しいらしいけど、これまでの加工だって十分難しいのに。

 ちなみにギルマスのライさんのサイズを伝えているので、完成品はライさんにピッタリの物が出来る予定。

 数日で義足は完成した。時間がかかったのは材料の入手。

「あー、残った材料はこの里で使ってください」

「「「「マジか?」」」」

 俺は拝まれてりした。ドラゴンの爪やら脱皮した皮やらは相当レアらしい。

 義足を持って俺はリヴィアの街へ戻った。

 街が寂れた原因はギルマスの不在だったようだから、今は大丈夫じゃないかなぁ?などと軽く思っていた。

 俺は完成した義足をさっそくライさんに使ってもらった。

「おお、コイツはスゲーな。ひざの関節とかあるのか?リハビリとかした方がいいかもな」

 普通に動いているライさんはかなりの運動神経の持ち主だと思う。

「リヴィアがまだ寂れた様子でした
Lies dieses Buch weiterhin kostenlos
Code scannen, um die App herunterzuladen
Gesperrtes Kapitel

Aktuellstes Kapitel

  • イジメられっ子世に憚る。   第41話

     はからずも俺はフリックに頭を下げることとなった。「フリックすまん!王女がなんか大きくなったらうちの息子と結婚するとか言ってるみたいで…。そっちの都合だってあるだろう?ほら国だし、王女は他国と政略結婚させるとか」「いや、そのつもりは全くなかったから、むしろカツミが王女と結婚してくれる方が有難い」 王家が平民のうちとの繋がりを大事にしている??「政略結婚の駒にするつもりはないんだ。あの子が恋愛結婚してくれれば…と思ってたから朗報だ。マサミのところなら安心して嫁に出せる」 そうか?「まだ子供が口にすることだからどこまで本気かわかりませんよ?」「そうだな~。でもマサミの家ならいいなぁ。貴族家とかだと変に柵を作りそうで嫌なんだよなぁ」 それはわかる気がする。嫁に行った家だけ突出して権力が強くなりそう。それは国王として嫌だろうな。「うちはド平民です。知識も教養もありません。料理も自分たちでするし、着替えも自分たちで、使用人なんかいませんよ?」「それなんだよな。もし、本気で王女が嫁に行ったら屋敷を与えよう。あと、使用人。専属のコック」 俺は思う。太りそうだな…。俺達は俺達の生き方があるからなぁ。王女はついてこれるかな?「あ、屋敷とか要らないよ。王女が努力でうちのルールについてこれるかがカギだから。ワガママ姫なら返却する」 言い過ぎたかなぁ?「ワガママに育てるつもりはない。本当にカツミと結婚したいなら努力くらいするだろう」  この数年で男の御子も産まれてランゲル王国は安泰。フリックの欲を言えばもう一人くらい男の子が欲しいらしいけど。お家騒動にならなきゃいいね。そんなのばっかり見てきたから思ってしまうんだろうか?  この数年後に本当に王女がカツミと結婚をした。 俺は舅、リンは姑などという立場となった。王城と全く違う環境となったが、王女はマリにいろいろと教えてもらいながらも平民の暮らしを覚えていった。 子供達は独立した方がいいのかなぁ?などと考えているようだ。克己が結婚したというのに、成己もマリも独身だから、焦っているように思える。見える?「マリさんがいなくなったら、私どうしたらいいの?」「母さんに指導されればいいわよ」 マリはなかなか辛辣だった。マリは小姑だし、発言のそれは所謂嫁姑のカタチでは?「俺は嫁さん探しの旅に出ようかな~」

  • イジメられっ子世に憚る。   第40話

     リンの産室も確保してくれたので、安心して俺はリヴィアの街で医者の仕事ができた。リンになかなか会えないのは寂しかったけど、リンを王女の乳母にしたいとかフリックから申し出があった。 リンは私でいいのかな?とか戸惑っていた。普通の反応だろう。俺もだけど平民だし。この国の人間じゃないからな。リンの母乳で髪が黒くなるってわけでもないだろう?なんかランゲル王国の貴族様から声があったらしい。フリックが一蹴したみたいだけど。 今度産まれる子が王女と仲良しになればいいなぁと俺は思っていた。俺とフリックみたいな関係になればいいなぁくらいに思っていた。 リンに当たり前のように悪阻の期間があり、陣痛が訪れた。 俺と成己とマリはのん気にリヴィアの街から龍己の背中に乗ってランゲルの王城を目指した。「リンのことだからさぁ、着いた頃にはすでに産まれたあとかもしれないぞ。お前達二人も超安産だったからな」「流石母さん」「え?出産って数時間かかるんじゃないの?」 二人の反応が面白い。 俺達が王城に到着したら、本当に産まれたあとだった。「母さん、すごい!」「やっぱりレベル高いと安産なのかな?私も鍛えようかな?」「リン、お疲れ~」「うん、お休み~」 なんだか、このやりとりにも慣れた。わかってたよ。眠いんだろう?「えーと、マサミ様?お子様は男の子ですよ。母子ともに健康です」 そうだろうな。俺達を見てすぐ寝るあたり。「へぇ、弟かぁ。一緒にダンジョンに潜ったりできていいかも」「えー?私仲間外れ?」「だって、お前弱いもん」「鍛えるわよ!」 子供達の会話を楽しんでる場合じゃないな。名前を考えなきゃならないのか…。 苦手なんだよな~。とはいえ、克己(かつみ)がいいと思う。 リンが起きたら相談だなぁ。なかなか合わないんだよなぁ、タイミング。初乳の時間だったり。「リン起きたのか?ご苦労様」「母さん、スゲーな一体どんな力業?」「痛いのが嫌だから、本気でイキんだのがよかったのかなぁ?」 そうだよな。子供だってさっさと生まれて来たいんだから、そのほうがいいよな。「やっぱり力業なんだ。鍛えた方が良さそう。私も鍛える!」「リン様、初乳の時間となります」「またね、皆」 相談するタイミングも行ってしまった。 その後、リンと相談することができて名前は克己に決まった。 数

  • イジメられっ子世に憚る。   第39話

     散々俺の時に揶揄ったから今まさに天罰のように気になって仕方ないんだろうなぁ。でもまぁ俺の用件。「で、リンの産室を用意…」「あとにしてくれ!」 なんて面倒な男なんだ。「俺がいるんだからなんかあっても処置なんかチョロいもんだ」「ああ、そうだな。リンさんの産室?いいよ。部屋余ってるし」 王城って無駄に部屋があるよなぁ。 侍従さんの説明によると、王妃様は産室に入ってもう数時間経っているらしい。リンみたいにウロウロしてたら、はやくね?みたいに産まれたわけじゃなくて、結構頑張っていらっしゃるという話だ。 リンですら、産後は疲れて眠ってばかりだったほど疲れるというのに、王妃様はもう数時間も戦っているということになる。もう中ボスだね。 フリックも拳を握っちゃってるけど、爪が食い込み過ぎて血が出てるよ。あとで治療だね。「侍従さん、その間の陛下の仕事は?」「手を付ける者がいません」 フリック、仕事も放棄しちゃうか~。いや、わかるんだけどさぁ。 その時小さな子供の泣き声が聞こえた。「産まれたんだ。部屋に入ってもいいだろうか?」「向こうから開けてくるまでの我慢ですよ」 嬰児交換もこうして成立するんだな。出てきた女に速攻で嘘発見魔法かけてやる。「陛下、慎ましやかな女の陛下の御子ですよ」 この女の頭の上に嘘と出た。はぁ、嬰児交換かぁ。「で、本物の御子はどこにいるんだ?中に入るぞ」 またしても窓から捨てようとしている女が……。王城に女の子の死体とかあったら嫌だろう?もっと建設的に考えろよ。「ちょっと待ったーーーー!」 侍女は動きを止めたので女児を確保。この女にも嘘を発見する魔法をかけさせてもらった。「あなたは陛下の御子を窓から捨てようとしましたね?」「まさか?その子は私の子です」 それにしたって、窓から捨てる?あり得ないだろ?嘘の文字が頭の上で燦然と輝く。「もう一度聞きます。この子は陛下の御子ですね?」「違うって言ってるじゃない!」 ‘嘘’という文字が頭で上で燦然と輝いている。「はぁ、マサミがいて良かった。産室にいる女たちを全員嬰児交換の罪でとらえろ!」「「「はっ!」」」 嬰児交換流行ってるのか?「陛下、申し訳ありません。女の子、王女でした…。このままでは側妃を望む声が…」「私はそんなものは望んでいない。疲れただろう。ゆっくり

  • イジメられっ子世に憚る。   第38話

    「なんだ?この子は俺の背に乗りたいのか?」「治癒魔法を学びたいんだって」「3年くらいかかるが?」「そんなの余裕よ!」「谷に連れて行っていいか?3年くらい」 3年もかかるのか?俺、そんなにかかったか?「うーん、女の子だし」「ダメよ~。まだ子供だもの」 リンは結構過保護気味。「俺がマリに治癒魔法を教えていいか?」 だったらと思ったんだけど…。「それはなぁ……」 だよなぁ。龍己に通いでココに来てもらうのも忍びないし。「龍己さんもここで暮らせばいいじゃない?」 ドラゴンの生態を知らないから言えるよなぁ。「龍己……今繁殖期とかじゃないよな?ここ3年は大丈夫か?」「丁度大丈夫だ。ただ、向こうに子供がいるんだよなぁ」「たまに帰るんじゃダメだろうか?」 結局マリが谷に行けるようになるまでNGということになった。 成己はというと、リンと冒険者としてダンジョンに行ったりして結構稼いできている。「いやぁ、成己君もマサミの血を引いてるだけのことはあってなかなかに強い。今のところは63レベルだけどドンドンレベルは上がるでしょうね。何しろリンさんと一緒にダンジョンに潜ってるし」 と言うのはライさん。正直羨ましい。俺もリンと一緒にダンジョンに潜りたい! 俺はそんなことを考えているからか、久しく遠ざかっていた煩悩さんが戻ってきた感じで体がリンを求めて仕方なかった。仕方ないじゃないか!煩悩さんが帰ってきたんだから。「オバサンだからもう相手にされないのかと思った」「何を言うか!俺のリンは永遠に不滅だ‼」 言ってることはわけがわからない。とにかく煩悩さんが帰ってきたのだから、双子は夫婦の寝室に入るべからず。 煩悩さんが帰ってくると、リンは妊娠をした。「この歳になって妊娠するなんて思わなかった」「「この歳で弟妹が出来ると思わなかった」」 成己とマリのジト目が痛い。 成己よ、覚えておけよ。お前だって煩悩さんと仲良くしないとエライことになるんだからな。 成己もそこそこ強いし、王城に産室を作ってもらうほどじゃないだろう。作ってもらおうかな?産後のケアがいいし。「成己、ちょっとフリックのところに行ってくるから、母さんのことは頼んだ!」 王城の門番さんは相変わらず俺のことを覚えてくれない。悲しい。 リンの助言の通りステータスボードを見せると慌てて

  • イジメられっ子世に憚る。   第37話

     リンは悪阻も乗り越えて、いよいよ出産に挑む。「男子禁制ですので、廊下でおとなしくお待ちください」 産婆さんにビシッと言われてしまった。そうは言ってもドキドキして廊下をうろうろしてしまう。「はははっ、お前はちょっと大きめの檻に入れた猛獣か?」 フリックに馬鹿にされた。自分だって同じ立場になれば同じように動くはず!「フリックが俺と同じ立場になった時に笑い飛ばしてやるからな!」「楽しみにしてるよ」 悠然と言われるとなんか腹立つ~!!「おぎゃあ~!」 はやくね?「おぎゃあ~!」 そして早いよ。 リン…特技、出産?「元気な男の子と女の子ですよ~。男の子が上の子で女の子が下の子の双子です」 兄妹って知ってた~。「リン、お疲れ~」「うん。出産ってなんかすっごい痛いけど、あっという間に終わっちゃった」 リンだけだよ。それが一晩中続く人とかいるんだよ。「今はお休み~」「ありがとう」 リンは眠ってしまった。さて、名前どうしよっか。日本人ぽい名前の方がいいかな? 男の子…俺っぽい名前がいいな。うん。成己にしよう。 女の子…リンっぽい名前がいいな。うん。マリにしよう。  といってもリンが起きたら相談するけど。「リン、起きたのか?大丈夫か?」「うーん、まだちょっと疲れてるかも」「マサミ様!リン様にはお坊ちゃんとお嬢ちゃんに初乳をあげるという仕事があるのですからお話はその後で!」「お、おお」 なんだか気おされてしまう。 戻ってきたリンと話そうとするのだが「ゴメン、疲れて眠いよ~」と、なる。リンを労わるのも大事だけど、あいつらに名前つけないとなぁ? やっとこさリンと相談をすることが出来た。「なんか貴族様みたいに乳母がついてお世話してくれてるから、かなり楽してるよ」「初産で双子はきついだろ?」 俺は産褥期を味わっててキツイ。あ、俺が治癒魔法で……。「そうそう、男の子の名前は成己。で、女の子の名前はマリ。でどうかな?」「すごい!偶然私が考えてたのと一緒よ~!やっと名前が決まったわね。成己君とマリちゃんよ!」 双子ちゃんは乳母たちが見てくれているので、俺とリンは久しぶりに二人きりの夜を味わった。 数年後、成己もマリも元気に育った。「あのさぁ、父さんも母さんも人前でラブラブこっちが恥ずかしいからやめてくんない?」

  • イジメられっ子世に憚る。   第36話

     そんなんだからリンはあっさりと俺の子供を妊娠した。俺自身が診察してるから性別まで知っているのは何だか味気ないなぁ。「私は正己さんの子供を授かることが出来て嬉しいです」 はぁ、どこまでもリンは可愛いなぁ。リンには性別を教えてないけど、俺の動きとかでわかっちゃうかもなぁ。「正己さん、私、頑張ります!」 うわ、これはバレてる。答えは双子なんだけど、男女の双子なんだよなぁ。 リンもレベルが35だし陣痛に勝って産むことはできるかと思うけど、別腹みたいなもんなのか?よくわからん。 リンは不安かもしれないが、ちょっとライさんに聞いてこよう。「はぁ?あの娘さん、あっさりとマサミの子供を妊娠?」「あんまり大きい声で言わないで下さいよ。なんか嬉し恥ずかしいですね」「リンのレベルでも陣痛って大丈夫ですか?」「それを男の俺に聞くか?一概に言えないが、レベルが高いから安産とは言えないってのがギルドとしての統計だな。って、おい、どこに行く?」「急ぎ、ランゲル王国の王城にリンの産室を用意してもらう!」 俺は龍己に乗ってて聞こえていなかってけど、「相当てんぱってんなぁ」とライさんは呟いていたらしい。「リンさんがマサミの子を妊娠ねぇ。遅かれ早かれだと思ったけど、早すぎ!」 フリックは俺の股間を掴んだ。「フレドリック殿下、手が汚らわしいですよ?って侍従さん達が思ってますよ?」 フリックは手を離してくれた。なんか一命を取り留めた気分。「それで、王城の中にリンの産室を用意してくれないか?対価は……困った時に俺の手を貸す。リヴィアの街に腰を落ち着かせようと思うんだ。子供もいるし、家庭があるのにフラフラしてるわけにいかないだろ?あ、手に職がない!」「リヴィアの街で医者をしろよ」「それ、国家資格か?試験勉強は嫌だぞ」「陛下を治療したという功績があるから、免除だな。即資格持ち」「やる!職がないと食わせらんないからな」 そういう事で、悪阻が始まる前にリンは王城へと移動。王城の一室はリン専用の産室となっている。「なんだか大袈裟ですよ!」「何を言っているんだ。レベルと子供を産むときの痛みは関係ないらしい。リンは強いから平気かと思ったんだけどなぁ。リヴィアの街のライさんから統計的にレベルと関係ないらしいって話を聞いた」「あ、それから。俺はこれからリヴィアの街で医者をす

Weitere Kapitel
Entdecke und lies gute Romane kostenlos
Kostenloser Zugriff auf zahlreiche Romane in der GoodNovel-App. Lade deine Lieblingsbücher herunter und lies jederzeit und überall.
Bücher in der App kostenlos lesen
CODE SCANNEN, UM IN DER APP ZU LESEN
DMCA.com Protection Status