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第9話

Autor: レモンティー
鈴音は彼を一瞥すると、静かに問い返した。

「お義母さんがあなたのために多くを尽くしてきたとしても、私には何一つしてくれていないわ。あなたがお義母さんの癇癪に耐えられるからといって、私まで我慢しなければならない理由はないもの。

お義母さんが私を尊重してくださるなら、私もお義母さんを尊重する。でも、私に嫌な顔ばかりするのなら、もう機嫌を取るつもりはないわ。

もし私を嫁失格だと思うなら、それで構わない。もう二度と本邸へ戻って煙たがられることもないから」

章臣も苛立ちを隠せず、声を荒らげた。

「何を言ってるんだ?姑に尽くさない嫁がどこにいる?鈴音、お前はそんなことを言って、俺をどれほど失望させているか分かってるのか」

鈴音は静かに立ち上がり、服の裾を整えると、冷ややかに言った。

「自分のお母様への親孝行は、ご自分でなさってください。私は仕事に戻ります。失礼します」

そう言い残し、鈴音は社長室を後にした。

章臣は怒りで顔を真っ青にしていた。

その隣で優衣は、笑いをこらえるのに必死だった。

鈴音がここまで愚かだったとは思わなかった。

自分が少し章臣と親しげに振る舞っただけで
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