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第1258話

Penulis: レイシ大好き
紗雪の言葉を聞き、その場にいた記者たちはその発言を次々と機材に収録し、原稿を書く準備を整えた。

ほかにも、紗雪が顔見知りの記者たちが続けていくつか当たり障りのない質問を投げかけた。

全体として大きな問題はなく、流れは非常にスムーズだった。

紗雪がこのパートを締めくくろうとしたそのとき、突然、後方から一人の記者が押し分けるように前へ出てきた。

なぜかその記者を見た瞬間、紗雪は本能的に違和感を覚えた。

それでも今日はスタジオの開業初日だという思いから、笑顔を崩さずその人物に向き合った。

その記者はキャップを目深にかぶり、全身黒づくめで、さらにマスクまで着けていた。

質問を促す際、マイクをほとんど彼女の口元に押しつけるように突き出してくる。

「二川グループを離れたことについて、後悔はありませんか?」

その一言に、その場の空気が一瞬で凍りついた。

その場にいた全員が息をのみ、驚いた目で彼を見つめる。

京弥が冷ややかな声で問いただす。

「どこの記者だ」

しかしその男は落ち着き払っており、まったく動揺を見せない。

「どこの、は重要ではありません。この質問は私が知りたいこ
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