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30話

Penulis: Yuu
last update Terakhir Diperbarui: 2025-07-10 06:05:48

さくらさんが愛に宣戦布告をした次の日

俺と愛は買い物に来ていた

理由は勉強道具の買い出しと走るときのウェアを新調するためだ。

動きやすい服は中学時代のサッカーの洋服がありはするが、高校生になって身体が大きくなったのと愛と一緒に運動するのにボロボロになって洋服を着るのも恥ずかしいと思い母さんに相談したら

「愛ちゃんと一緒に買い物いくの?ならこれで愛ちゃんに昼ご飯をおごってあげなさい」と洋服代+昼食代まで出してくれる大盤振る舞いだった。

球技大会の後に晩御飯を食べに来てから、松岡家で愛は人気者で、最近は父さんまで「愛ちゃんは次いつのくるのか」ときかれるほどになっていた

嶋野愛パワーはすさまじい

運動するウェア以外もにも今日は私服も新調しようと思う。これも愛と出かけるときに愛に恥をかかせないための身だしなみの向上。髪の毛を綺麗にセットしても洋服がださかったら話にならない

しかも今日は愛も一緒だから愛のセンスも聞けるから俺としては一石三鳥ぐらいのデートである。

「みっちゃん!!」

「ごめん待った?」

集合時間の10分前に待ち合わせ場所にはついたが、そこにはおしゃれな愛が既に待っていた

相変わらず周りからの視線は独り占めしている

「待っていないよ。さっききたところ」

「よかった。じゃぁいこうか」

「みっちゃん。今日もかっこいいね」

「愛も可愛すぎて隣歩いていいか不安になるよ」

「それは私のセリフだよ」

いやほんとに俺のセリフだから。

愛はニコニコして俺の腕に掴まって歩き出した

周りの(特に男子)の視線が突き刺さっていたことには愛は気づいていないが

昨日のさくらさんとの出来事があったから、落ち込んでいるかなと思っていたけど今の様子からは大丈夫そうだ

「どこからいこうか」

「みっちゃんが好きなところから行こうよ」

「なら全部が揃っている商業施設があるからそこにいっていい?」

「もちろん」

個々の商業施設はハイブランドのお店からスポーツ店まで全てが揃っている、俺たちの地元では一番の大きさを誇るお店だ

都会のほうにいけばもっとあるのだろうが、俺たちの地元でここが最大である

「今日スポーツウェアと一緒に私服も買っていい?」

「私も買いたいと思っていたから一緒に選ぼう」

「ちなみに愛のおすすめのブランドってある?せっかくだから愛の好みの服を着たいなと思って」

「ん~~~~。それならEGAOってブランドとかどうかな」

「EGAO?初めて聞くブランドだね」

「そうだね。最近ここにも入ったお店なんだけど、EGAOは世界的に有名なブランドなんだけど最近は若者向けに展開しているお店がここにあるって感じ」

「なるほど」

「しかもこのEGAOっていうブランドのデザイナーは身長が低い人でも似あう洋服を作ってくれているのが売りで、どうしてもおしゃれって身長が高い人様につくれられているものが多いから、こんなブランドができてくれるのは身長が高くない人にっては嬉しいよね」

その気持ちは痛いほどわかる。例えば洋服屋さんに置かれているマネキンが着ている服を全部購入してきてみるとマネキンで見た時とは全く違う着こなしになっているのを経験したことがある

パリコレに出ている人で身長が引く人はいないし、モデル=身長が高い。スタイルがいい=身長が高い。こう考えるとおしゃれは身長が高い人に良く似合うように作られているのかもしれない

「入ってすぐだからいってみようか」

「うん」

お店に置かれている商品はお高そうで俺たちの手持ちでは到底購入できそうにない印象だった

「ここのお店に置かれている商品は俺たちの手持ちじゃ買えないんじゃないか」

「確かに高そうなものばかりあるね」

「学生さんですか?」

「はい」

お店の中の雰囲気に圧倒されていると、そこに可愛らしい店員さんが話しかけてきた

学生さんだったらこっちに並んでいる洋服がおすすめですよ」

店員さんが案内してくれたところは、少しお店の奥の方にあって表に並んでいたものとは違った雰囲気の洋服が並んでいた。

値段がちらっとみえたが、5000~20000円ぐらいの商品だ。

表に並んでいる商品は10万円ぐらいしていたから、それに比べると俺たちでも手の届く範囲の商品もある

「今日はどんなお洋服をお探しですか?」

「Tシャツをみにきました」

「なるほど、ではこちらはどうでしょうか?」

店員さんがおすすめしてくれたのは白のワンポイントのTシャツだった

確かに白のワンポイントは無難でいいけど、無難すぎないか?

「あっ今無難って思ったでしょう」

「いや、そんなことは」

店員さんに心を読まれてしまった

「白のワンポイントのTシャツを無難と思う人はいるかもしれません。しかし白のワンポイントのTシャツはずっと売られ続けていると思いませんか?」

「確かに」

「そうなんです。柄物みたいな特徴的な洋服は流行りがあるんですが、無地やワンポイントは流行り関係なしにずっと着ている人が多いんです。しかもうちのブランドのワンポイントはまだそんなに出回っていないので、誰かと被るリスクも軽減されるし、柄物で被るよりも被った時のダメージは少ないですよ」

店員さんは説明を続ける

「しかも、このTシャツは男女関係なしに着れるようになっているので、彼女さんとお揃いコーデもできますよ」

「買います!!」

俺よりも先に愛が即決した

「ありがとうございます」

「みっちゃんいいよね?」

愛の圧がすごい

「うん。いいよ。なら俺もこれをもらいます」

「はい。ありがとうございます」

金額は1枚5000円だった。スポーツウェアは少し安めのものを買うとしよう

それにしてもここのブランドの洋服はどれも俺の好みに合っていてお金があったらもっと欲しい洋服がたくさんあった。

本気でバイト考えようかな

基本的にうちの高校はバイトが禁止されていないからバイトはやろうと思えばやれる。

うちは両親がそれなりに給料がいいのか、お小遣いをしっかりもらえれているから働く必要は今までなかったけど、もう少し自分で自由に使えるお金があれば、欲しいものを買えるかもしれないと思った

「また来てくださいね」

「はい。ありがとうございました」

「可愛いのが買えてよかったね」

「うん。愛のおかげで好きなブランドに出会えてよかった」

「それならよかった」

「次はどこにいこうか」

「スポーツ店に先に行ってしまおうかな」

EGAOを後にした俺たちはスポーツ店でスポーツウェアを購入した。この時もなぜか愛は俺と色違いのものを購入していた。

「またみっちゃんと一緒だ」

可愛い

こんな子が俺の彼女というだけで俺は幸せ者すぎる

「あっこの歌」

「みっちゃん好きなの?」

「うん。前からずっと聴いているんだけど、物語が歌になっているような感じなんだけど、たくさんの声優さんがボーカルとして参加していてアニメ好きとしては最高なんだよね。最近はそこからアイドルグループなんかもデビューしていて活動の幅が広がりまくっているから、いつかライブに行きたいんだよね」

「そうなんだ。なら私もきいてみっちゃんと一緒にライブに行きたい」

「それは嬉しいな。一緒にライブに行く人がいなかったから、愛が一緒にいってくれるなら行きたい」

「また楽しみなことが一つ決まったね」

それから母さんがくれたお金で昼食を食べて、ゲームセンターでプリクラを撮った。

帰りがけに本命の勉強道具を買うことを思い出して急いで買いに行った

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